名村辰、福田麻由子ら実力派俳優出演の新作『昨日の月』昨年中止となった番外公演『ミタココロ』の再演版劇団papercraft 2カ月連続公演決定!!!

2024.09.13

若手最注目の劇団 papercraft が彩の国さいたま芸術劇場に登場!

昨年上演された劇団 papercraft 第8回公演『檸檬』にて第 29 回劇作家協会新人戯曲賞を受賞し、その後今年 4~5 月に上演した第 10 回公演『空夢』では完売公演が続出するなど、大きな話題を呼んだ、今若手最注目の 25 歳の脚本家・演出家の海路(みろ)が主宰を務める劇団papercraft による新作本公演『昨日の月』が、2025 年 1 月 16 日(木)~1 月 19 日(日)に彩の国さいたま芸術劇場小ホールにて上演することが決定した。
圧倒的フィクションを徹底的にリアルに落とし込み、現実と虚構の境目を曖昧にする現代口語不条理演劇を得意とする劇団 papercraft だが、本作は「昨日か明日を売ってしまう高校生」の物語が展開される。特に生活が苦しかった訳でも不自由な訳でもなかった高校生が、出来心から「時間の売買」に手を染め、大きく人生を狂わせていき……。
劇団「青年団」の平田オリザ絶賛の“圧倒的フィクションの世界を、リアルで細やかな台詞で紡いでいく”世界観を、劇団 papercraft 常連組を含む実力派キャストによってどう描いていくのか、注目である。

主演に連続テレビ小説『虎に翼』出演の名村辰、福田麻由子をはじめとする実力派勢ぞろい

本作は、モダンスイマーズ『だからビリーは東京で』(作・演出:蓬莱竜太)やタカハ劇団『ヒトラーを画家にする話』(作・演出:高羽彩)などで主演を務めた他、最近では連続テレビ小説『虎に翼』の小橋浩之役で今大注目の名村辰が、「昨日か明日を売ってしまう高校生」役として主演を務める。またその主人公に時間を売ることを薦めてしまう同級生役を、日本テレビ『女王の教室』や連続テレビ小説『スカーレット』など数々の名作ドラマや映画に出演し、今年7 月に約 20 年所属した事務所を退所後、初の作品出演となる福田麻由子が務める。そして、『ウルトラマンX』で主演を務めた他、近年ではミュージカル『刀剣乱舞』などに出演している高橋健介、TBS『温泉へ行こう』シリーズで一躍有名になり、野田地図など舞台経験豊富な加藤貴子、連続テレビ小説『おむすび』への出演が先日発表された谷藤海咲の他、劇団papercraft 三度目の出演となる井上向日葵、猫のホテルの村上航、そして第 29 回劇作家協会新人戯曲賞を受賞した第 8 回公演『檸檬』で主演を務めた伊藤歌歩らが、キャストに名を連ねた。

昨年途中中止となった番外公演『ミタココロ』が、12 月に再演版として上演!

昨年 1 公演のみ上演し、その後中止になってしまった番外公演『ミタココロ』が再演版として2024 年 12 月 10 日(火)~12 月 15 日(日)にカフェムリウイにて上演することも決定した。キャストは前回と同じ、川嶋由莉、朝田淳弥、イトウハルヒ、佐々木修二が名を連ね、約 1 時間の「私とミタさんの話」が描かれる。

劇団 papercraft としては、12 月に番外公演『ミタココロ』再演版、1 月に第 11 回公演『昨日の月』と、2 カ月連続公演が行われる、是非要注目してほしい。
詳細は、劇団 papercraft のオフィシャルサイトをチェック。
劇団 papercraft オフィシャル HP:https://gekidan-papercraft.amebaownd.com/

名村辰コメント

「一日の価値」について深く考える稽古期間になる予感がしております。
演出家の海路さんは同年代!はじめましての皆様と、どんな創作現場になるのかとてもワクワクしています。一日一日を大切に臨みたいと思っております。ぜひ劇場に足をお運びください。

福田麻由子コメント

はじめは、高校生役は年齢的に務まるのか?と悩みました。過ぎていく時間の重みを知っている年齢の方にやってほしいと考えていたと言われ、今のわたしにできることがあると信じ、引き受けさせていただきました。
あのころの自分の不自由さと身軽さを、少しずつ思い出せたら。
はじめましてのみなさまとこの冬舞台に立てること、嬉しくありがたく受け止めています。

海路(作・演出)コメント


人生には、忘れたくない時間がある一方で、忘れたい時間もある。
忘れたい人がいる一方で、忘れられない人もいる。
それが共存する、した。あの時が、ゆっくりと、じっくりと、フィクションを纏って、現れたらいいな、なんて両作品思ってます。
地元埼玉でやるからこそ、ずっとやりたかったカフェだからこそ、描けるものを見せれたらと思います。楽しみにしていてください。

あらすじ

昨日か明日を売る。
僕は、そんな高校生でした。

別にそんな生活が苦しい訳でもなく、別にそんな不自由もない。
そんな家に生まれた僕でしたが、
そんな毎日が良いと、思えたことはありませんでした。
だから、きっとあの時、売ってもいいか、なんて思ったのでしょう。

昨日の月は、どんなだったか。
今日になって、見たいと思う今でした。