
いよいよ4月6日(日)に開幕が迫った劇団四季の新作ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の稽古風景が公開され、稽古場での合同インタビューが実施された。
インタビューには演出のジョン・ランド、マーティ・マクフライ役候補の立崇なおと、笠松哲朗、ドク・ブラウン役候補の野中万寿夫、阿久津陽一郎、劇団四季代表取締役の吉田智誉樹が参加した。
稽古風景




合同インタビュー

演出のジョン・ランドは、劇団四季との初めての創作に対して非常に感銘を受けていると話してくれた。特に、2チーム同時に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を制作できる劇団のレベルの高さに驚き、日々わくわくしていると語った。


劇団四季代表取締役の吉田智誉樹は、市場調査の結果『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が日本で非常に高い認知度を持ち、幅広い年齢層に愛されていることが分かり、上演を決定したという。また、男性観客の増加も期待しており、新しいお客様を劇場に迎え入れたいとミュージカル化する狙いと期待を述べた。
マーティ・マクフライ役候補の立崇なおとは(映画で同役を演じた)マイケル・J・フォックスへのリスペクトを持ちながら、自分らしいマーティを演じたいと述べ、タイムマシンがあれば未来に行きたいと語った。同じくマーティ役候補の笠松哲朗は、舞台を通して映画の世界に入れることが楽しみだとしつつ、ギターの練習に苦戦していることから、過去に戻れるなら、高校生の自分にギターを習うよう伝えたいと話し、会場の笑いを誘った。


本作の見どころとして、生演奏とアドリブありのコメディシーンの存在も明かされた。
ドク・ブラウン役候補の野中万寿夫は、コメディー演出への戸惑いと不安を感じつつも、笑わせにいくのではなく、観客に笑い飛ばしてもらえる状況を作ることで面白くなれば、と期待を誘った。同じくドク役候補の阿久津陽一郎はデロリアンとのやり取りが面白く仕上がっていると述べ、映画のエンディングとして有名な” to be continued”は観客が楽しめるタイミングで登場することも明かした。


ランドによると『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が時代を超えた物語性を持ち、家族の絆やコメディー要素が多くの人々に愛され続ける理由だと言う。また、コロナ禍での困難を乗り越え、再開したロンドン公演の経験から、観客に癒やしと喜びを提供する本作を、劇団四季とのコラボレーションを通じて、日本の観客にもその魅力を届けたいと語った。
いよいよ来月4月6日(日)開幕する劇団四季海外新作ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。ローソンチケットでは2025年10月~2026年3月公演のチケット抽選受付を実施中(3月4日(火)時点)!詳細は【公演概要】内の「チケット情報はこちら」よりご確認ください!
取材・文・撮影:ローチケ演劇部
★2022年ロンドンにてローチケ演劇部員も観劇しました!