舞台「鬼滅の刃」其ノ陸 柱稽古・無限城 突入|浦井健治 インタビュー

Ⓒ吾峠呼世晴/集英社 Ⓒ舞台「鬼滅の刃」製作委員会

物語は佳境へ。上弦の弐・童磨がついに降臨!

シリーズ6作目となる舞台「鬼滅の刃」其ノ陸 柱稽古・無限城 突入にて、物語はいよいよ佳境へ。最強クラスの強さを誇る上弦の弐・童磨を演じる浦井健治が、映像出演を経て、ついに舞台に登場する。

「出演発表前に、(前作で映像出演した)黒死牟役の加藤和樹に『行ってくるね』と連絡したら、『いいな、俺も出たいな』と言っていました(笑)。これだけ世界中で愛されている作品ですから、原作ファンの皆さまにも喜んでいただきたい気持ちと、童磨という役はとても人気のあるキャラクターなので、そういった意味でも責任を全うしなくてはと思っています」

自身が演じる童磨を、浦井は「童磨は生まれた瞬間から、人ではなく童磨で。人間らしさを最初から放棄していて、童磨の環境が童磨を童磨として成長させていってしまった。つまり人は環境による影響がとても大きい生物だということも描かれていると思います。それが戦い方などにも出ていて、心の中に必ずある鬼、それは、理性や煩悩などを削ぎ落した状態での純粋な狂気の美しさに繋がる。その部分が全面に出ている存在だと考えています。彼の氷の血鬼術の意味についても考察しているので、これからの稽古に活かしていきたいですね。そして何より、血鬼術を使えることが、原作ファンである自分としても本当に楽しみで!実際、僕が収録だったり作品に携わるたびに雪が降るので、演出の元吉庸泰さんに『血鬼術を抑えてよ』と言われるんですが、どうにも僕の嬉しさが漏れ出ちゃうみたいです(笑)」

胡蝶しのぶとの死闘も見どころ。しのぶ役の門山葉子との歌のぶつけ合いや戦闘シーンへの期待を語る姿からはワクワクした気持ちが伝わってくる。

「しのぶは姉からの想いを受け継ぎ、さらに継子へその想いを渡していく。姉や継子との絆は、童磨がいるからこそ突き詰められていると感じました。そこの表現が勝負だなと思っています」

本作の魅力を「120%の渾身の力で挑む懸命な姿」と語る浦井は、作品を超えたキャストの繋がりにも想いを馳せる。

「絆を描く作品だからこそ、僕ら鬼側のキャストも繋がっています。共演経験のある堕姫役のフランク莉奈さんや妓夫太郎役の遠山裕介くんも『一緒にやりたかった』と言ってくれたし、獪岳役の一色洋平くんとも固い握手を交わしました。鬼舞辻無惨役の佐々木喜英くんが『歌唱力=戦闘力』と話していましたが、経験値もプラスして僕ら鬼の存在感を示していきたい。役を全力で愛して、心を込めて演じますので楽しみにしていてください」

インタビュー・文/双海しお

※構成/月刊ローチケ編集部 3月15日号より転載

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【プロフィール】

浦井健治
■ウライ ケンジ
数多くのミュージカル作品に出演。近作は新作ミュージカル『ある男』、『デスノート THE MUSICAL』など。