ミュージカル『モーツァルト!』扮装ビジュアルお披露目&主演古川雄大、京本大我コメント到着!

とにかく自分を追い込んで、その姿が役に反映されたら(古川)
自分らしく、楽しく役と向き合って、自分らしいヴォルフガングを作り上げていければ(京本)

「才能が宿るのは肉体なのか?魂なのか?」という深遠なテーマをベースに、その高い音楽性を重層的な作劇で“人間モーツァルト”35年の生涯に迫り、2002年の日本初演以来、日本のミュージカルファンを魅了し続けてきた本作が約3年ぶりに帝国劇場に帰ってくる。

タイトルロールであるヴォルフガング・モーツァルト役を演じるのは、2018年より同役を務める古川雄大。2023年には『LUPIN~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』で初の帝国劇場単独主演を果たし、舞台のみならず映像作品にも次々と出演。本作で同役3シーズン目となる。そして今回が初登場となるもう1人のヴォルフガングは京本大我。テレビドラマや映画での活動をつづけながら、ミュージカル『エリザベート』『NEWSIES』など着実に舞台でのキャリアを積み、本作で満を持しての帝国劇場初主演となる。

8月に控える本作開幕に先立ち、製作会見が行われた。会見では古川、京本の扮装ビジュアルが初お披露目。

その後行われた製作会見では、まずは古川が「今まで色んなミュージカルに挑戦していく中で、この作品は特に大好きな作品の1つです。この作品の世界観はもちろん、楽曲も含め、ヴォルフガングの一生を描くという点で、役者として魅力ややりがいを感じています。また今回も参加できて本当に幸せに思っています。」と役者としての作品の魅力を語った。

その一方で「初めて参加した時はとにかくあがいて、あがいて…何とかやり切ったヴォルフガングでした。そして2回目は、少し技術的に余裕が出来て、自分の中で掴んだものがあったのですが、色んな関係者の方から「初演の方が良かったよ」と頂きまして…俺の掴んだものは何だったのだろうと(笑)。お芝居は凄く難しいと思いました。」とヴォルフガング役の難しさも語り、

「(初演は)何か足りないものを目指して追い求める姿が、役に活きたのだと思います。今回3回目ですが、とにかく自分を追い込んで、その姿が役に反映されたらいいなと思っています。自身のベストのヴォルフガングを作れるよう頑張ります。」と意欲を見せた。

またWキャストの京本について古川は「(ミュージカル『エリザベート』の)ルドルフとして同じ役をやらせていただいたり、トートとしてルドルフと向き合ったりしながら、彼の素晴らしさは僕がとても分かっているので、きっと最高のヴォルフガングを作ってくれるのだと思っています。きっと稽古場でも刺激を与えてくれると思いますし、僕も彼に刺激を与えられる存在でいれるよう、共に切磋琢磨していきたいです。」と話した。

そして今回帝国劇場初主演となる京本は「僕は約10年前にミュージカル『エリザベート』という作品で本格的にミュージカルを挑戦させていただき、その時難しさ、過酷さと同時に、ミュージカルの面白さや奥深さを本当に感じました。色んな作品を勉強しようと思った時に出会ったのがこのミュージカル『モーツァルト!』という作品でした。」と作品の出会いを話し、

「いつかモーツァルトを務められるぐらいミュージカル頑張ってみたいな、と約10年前にぼんやりと大きな夢を胸の奥で抱いていました。それから毎年舞台に挑戦させていただき、ついにこうして20代最後の年に「モーツァルト!」に挑戦する機会をいただけた事は本当に光栄に思っております。」と感謝を語った。

さらに「今回は、「エリザベート」の時にWキャストだった古川雄大くんが、今回も一緒にヴォルフガングをやってくださるという事がとても心強いですし、僕にとって本当にお兄ちゃんのような存在で。10年前から沢山甘えて、沢山引っ張って支えてもらったので、少しは大人らしくなったところを見せたいと思いつつ、たぶん頼ってしまうところもあると思います。」とWキャストの古川への信頼を見せた。

また「ヴォルフガングはとても過酷と聞いていますので、大変なこともあるかと思います。ですが稽古場も自分らしく、楽しく役と向き合って、自分らしいヴォルフガングを作り上げていければいいなと思います。」と初挑戦のヴォルフガング役への意欲で締めた。

▼制作会見写真

帝劇クロージングラインナップとして新キャストを迎え、新たにつくりあげるミュージカル『モーツァルト!』に期待だ。