『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』~Night of Blossoming Stars~ 木津つばさ インタビュー

奇抜な演出とパフォーマンスで魅了するSwitchが初登場!

 

アイドルを目指す若者たちの成長を描く大人気スマートフォン向けゲームアプリ「あんさんぶるスターズ!」を原作とした舞台、通称「あんステ」の最新作が12月から全国4都市で上演される。今作も“エクストラ・ステージ”となり、いよいよSwitchが『あんステ』に初登場する。リーダー・逆先夏目を演じるのは木津つばさ、夏目とは縁があったと振り返る。

木津「一緒にグループ活動をしているメンバー(安井一真)がずっと出演していて観に行ったことをきっかけに本作を知り、とてもキラキラしてカッコイイという印象を受けました。すぐアプリを落として最初に当たったキャラが夏目。この役に決まった時はびっくりしました」

 

さらに夏目とは意外な共通点があると笑う。

木津「僕はいろいろな舞台作品でひとクセある役を演じることが多くて(笑)。アニメで夏目の登場シーンで魔法陣を描いていてしかも元『五奇人』!僕も学生時代、グランドの砂の上に何かを描いていたり変わっていたので夏目と通ずるものを感じています。夏目は自然と人を惹きつける力があって可能性がたくさんあるキャラクター。その可能性をもっと見出し、稽古を重ねて僕が夏目の一番の親友になれればいいな」


近年では2.5次元作品に出演を重ね、役作りにおいては木津ならではの表現方法があるという。

木津「僕は原作やアニメをすごく見るとか、ゲームをすごくするというタイプではないんです。台本のセリフを読んでこの言葉をどういう気持ちで言っているかと考えたときに自然とキャラが入ってくる。台本の中にあるものがすべてだと思っているので、そこに原作やアニメの要素を入れます。舞台に挑むときは100のうち僕が70くらいで30がキャラクターになってしまう。21年間生きてきて僕はその人生観でキャラクターたちの人生を背負って表現する。でも衣裳を着てメイクをしてセリフを発すると50/50くらいのいい具合になるんです。キャラをちゃんと人間にしてあげたい。もちろんお客様には絶対に素晴らしいものをお見せして、その中でどれだけ笑顔にして楽しませることができるか、どの作品でも考えています」

 

普段からダンスボーカルグループ『XOX』や『劇団番町ボーイズ☆』としてグループ活動は経験済み。Switchのリーダーとして目標を語る。

木津「よく寝てよく食べること、そして仲が良いことにつきます。葛藤やぶつかりあったりすることもたくさんあると思いますが、それを乗り越えた上でどれだけ笑顔でいられるかが僕はすごく大事だなと思っています。最近はグループ以外の活動も多くなり、最年少の僕がもまれて老けて帰ってくるとよく言われるんです(笑)。そんな僕ですがキラキラの若さを取り戻してしっかり見守って、下から支えてメンバーをさらに輝かせられるようなリーダーでいたいです」

 

共演のTrickstarやRa*bitsとは違った良さを出せるはずと自信を覗かせる。そして他のユニットとの懸け橋になるべく奔走するに違いない。

木津「嬉しいのは共演したことがある方々とまた繋がれるということ。みんなライバルで個性があって、その個性を輝かせるためにステージを彩ります。自分が一番になりたという想いがこの物語や役どころとリンクして切磋琢磨していけたら。やるからにはシリーズの中で一番の作品になれるように、アイツらすごいぞ!ヤバかった!と思ってもらえるように今は楽しみが大きいです」

 

インタビュー・文/谷中理音

 

※構成/月刊ローチケ編集部 10月15日号より転載

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【プロフィール】
木津つばさ
■キヅ ツバサ ’98年生まれ、広島県出身。舞台を中心に活躍中。11月には舞台『さらに「さらざんまい」』主演が控えている。