台本を読んでウルッときた。
かわいいシーンも楽しんでほしい
今年2月に上演され好評を得た『東京カラーソニック!!』the Stage(通称ソニステ)の第2弾が、11月に上演。大人気イラストレーター冨土原 良がキャラクターデザインを手がけるオリジナルCDコンテンツプロジェクト「東京カラーソニック!!」(通称カラソニ)を舞台化した本作は、音楽に情熱を捧げる音楽学校の生徒たちが、ボーカル担当と作詞・作曲担当でバディを組み、年に一度の音楽フェス「東京カラーソニック」で優勝を目指す青春群像劇。メインキャラクターの小宮山 嵐役で本作から参加する武子直輝に、出演が決まった際の心境や作品の魅力などを聞いた。
「Vol.1の情報はSNSで見ていて、ビジュアルがすごくカッコいいなって思っていたので、決まったときは嬉しかったです。だけど、自分がやるとなると“僕がこんなカッコいいキャラになれるかな? この世界観にハマるかな?”という不安はありました。でも…ビジュアル撮影でスタッフさんたちがすごく褒めてくれて。仕上がりをみて、確かにイケてるなって(笑)」
Vol.2から加わる武子だが、嵐とバディを組む霧島 宙役の北川尚弥をはじめ、旧知のキャストが多数いるので不安はなさそうだ。
「前作で嵐を演じた岸本勇太くんからプライベートでいろいろ話を聞きました。すごく仲が良くて楽しい現場だったと聞いたので、その座組に入るのはプレッシャーもありますけど、自分が入ることによって、新しい刺激になってさらに楽しいことになれたら、ベストかなと思います。仲のいい尚弥くんがバディというのも嬉しいです。6年前くらいに舞台『刀剣乱舞』で出会った当初はあまり話さなかったのですが、その後、朝まで2人で語り合うくらい意気投合して」
嵐&宙を含め4組のユニットが音楽フェスで優勝を目指し楽曲バトルを繰り広げるストーリーは「熱い青春をすごく感じられて、誰もが感情移入できる」のが魅力。
「未熟でうぶな部分も多い学生の彼らが、葛藤とか熱量とかいろいろなものがある中で、音楽というもので絆が強く結ばれていく姿がすごく素敵だなと思う。キャラクターたちの意外に泥臭い部分も僕は好きです」
演じる嵐の印象は「音楽で世界を変えるって志を持っていて、すごくカッコいいんですけど、日常のシーンでのちょっと照れているところとか素直になれない部分が、外見の雰囲気からは想像つかなくて、すっごくかわいい」と明かす。共通点を聞くと、こんな答えが返ってきた。「恥ずかしがりやなところ(笑)。でも、芯にすごい熱を持っていたり、わりと冷静だったり…、けっこうシンクロ率は高いんじゃないかと思います」
最後に、「嵐として観客の前で歌うことが一番の楽しみ」だと言う武子から、Vol.2の見どころを教えてもらった。「嵐と宙のUnit.1のすごくいいシーンがあって、台本を読んだときにウルっときちゃいました。彼らの成長が凄まじくて、少しの期間でもいろんなものを吸収して成長していって、その中で生み出された結果の嵐と宙のひとつの答えがあるんですけど…。それをぜひ、お客様に生で観ていただきたいです。もちろんかわいいシーンもあるので、そこも楽しんでもらいたいです」
インタビュー&文/井ノ口裕子
Photo/植田真紗美
※構成/月刊ローチケ編集部 9月15日号より転載
※写真は誌面と異なります
掲載誌面:月刊ローチケは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布
【プロフィール】
武子直輝
■タケシ ナオキ
2.5次元舞台を中心に活躍。近作は「舞台『刀剣乱舞』七周年感謝祭 -夢語刀宴會- 」、「『あんさんぶるスターズ!THESTAGE』-Party Live-」など。