舞台「サイボーグ009」製作発表会見レポート

©石森プロ©舞台「サイボーグ009」製作委員会

石ノ森章太郎によるSF漫画作品『サイボーグ009』の誕生60周年を記念した初の舞台化が決定したのに伴い、製作発表会見が行われた。
YouTubeでも配信された製作発表会見には、株式会社石森プロ ライセンス部の及川美香、演出の植木 豪、七海ひろき、高橋駿一、音波みのり、里中将道、桜庭大翔、酒井敏也、川原一馬、Toyotakaが参加。スポット映像、滝澤 諒、相澤莉多、大高洋夫を含めたキャラクターのビジュアル、001/イワン・ウイスキーが登場すること、アフターイベントなどの情報が一挙に解禁された。
スペシャルパフォーマンスでは、サイボーグ戦士たちがそれぞれの能力を使って戦う様子を披露。アクロバットや映像と組み合わせて個性豊かな能力を表現しており、本番への期待が高まる。

続いて質疑応答が行われた。

――60周年記念の舞台に向けた意気込みを教えてください

高橋 この世界観の中で生きられるのが幸せです。自分のスキルを発揮し、素敵な作品を作ってお客様に楽しんでいただきたいです。

音波 皆さんのパフォーマンスを見てすごいなと改めて実感しました。私も自分の能力を最大限に引き出していただき、舞台を盛り上げていきたいです。

里中 この世界を愛して、しっかり届けられるように頑張りたいです。

桜庭 素敵な座組と一緒に素敵な作品の一部になれるのが光栄です。最近筋トレをしすぎて、フライパンを曲げられるようになっちゃったんです。この力はどこで使うんだと思っていましたが、ここでしたね! ぜひ楽しみにしていてください。

酒井 かっこいい人たちがかっこいいことをして、かっこいい芝居になるので、僕もかっこよくなれるかなと思っています。

一同 (笑)。

川原 このメンバーで本番まで頑張っていきます。先ほどかっこいいという話が出ましたが、僕は中途半端なところにいるので、どっちになるのか……。

植木 面白いほうです(笑)。

川原 酒井さん、よろしくお願いします!

Toyotaka フライパンは曲げられませんが、ダンスはずっと積み上げてきているので、その中で008の新しい表現ができたらいいなと思っています。

七海 皆さんのパフォーマンスがすごくかっこよくて、このタイミングでお届けできてよかったなと思っています。このメンバーでお届けする『サイボーグ009』、ぜひ見にきてください。

――皆さんを見ていかがでしょう?

及川 皆さんが揃うのは今日が初めてなので、感動で胸がいっぱいです。舞台もますます楽しみになりました。

植木 今日みんなが揃って「これはいけるな」と確信しました。楽しみになったし、かっこいいものにしなきゃいけないなと強く思いました。あと、七海さんが出てくるとみんなシャキッとする。ジョーがいるとやっぱりいいなと思いますね。

――扮装について、印象や感想をお願いします

七海 全員が原作から抜け出してきたようなビジュアルで、舞台がより楽しみになりました。

桜庭 男性陣で一緒にエレベーターに乗ったんですが、みんながこれから任務に行くような雰囲気でワクワクしました。これから稽古をして演出がついたら一体どうなるのか、ワクワクが止まりません。

――ご自身が演じるキャラクターの魅力を教えてください

七海 島村ジョーは戦うのが好きなタイプではなく、周りを守るために戦う。アンニュイな雰囲気が魅力的だと思います。役を深められるように頑張りたいです。

高橋 ジェット・リンクは喧嘩っ早いけど仲間思いでもある。元々一番好きなキャラクターだったので光栄です。自分らしさも入れながら魅力的に見せられるよう頑張りたいです。

音波 唯一の女性で、戦うのがあまり好きではないキャラクター。母性や女性らしさを大事にしつつ、001を抱きながらどう演じていくのか私自身楽しみです。ジョーさんに対する思いも大切に演じたいと思います。

里中 みんなが信念を持って立ち向かっているのが素敵だと思いました。アルベルトも辛い過去を持ちつつ、みんなといることで前向きになっていく。このメンバーで力を合わせて作り上げたいです。

桜庭 ジェロニモはパワーがあって皮膚が硬い。本番では僕のエネルギーで彼の大きさやパワフルな強さを表現したいです。「実際に見たらでかいじゃん!」と思わせたら勝ちだと思っています。

酒井 張々湖の魅力は、歳を重ねた知恵と知識と経験。僕も役者生活40年以上なので、知恵と経験が滲み出す演技ができれば張々湖になれるんじゃないかと思っています。ちゃんちゃん。

一同 (笑)。

川原 グレート・ブリテンは原作では最年長。シリアスな部分もありつつコミカルな一面があったり、堕落した部分があったり。陰と陽を自分に照らし合わせながら深めたいと思います。

Toyotaka ピュンマは仲間思いで熱い部分もありつつ、あまり感情を表に出さない好青年という印象だったので、今日から好青年になろうと思います(笑)。

本作は2024年5月18日(土)~5月26日(日)まで、日本青年館ホールにて上演される。

取材・写真/吉田 沙奈

※石ノ森章太郎の「ノ」の字は、約60%縮小が正式表記。

記者会見の様子

スポット映像