「スライス・オブ・サタデーナイト」稽古場写真到着!

撮影/岡千里

ミュージカル「スライス・オブ・サタデーナイト」は、イギリス発の1989年初演作品である。1960年代のロンドンを舞台にして、誰もが経験するような若者たちの恋の駆け引きや悩み、葛藤を描くミュージカルだ。演出を元吉庸泰、主演を河下楽が務め、神里優希、一色洋平、Wキャストに黒沢ともよ、ダンドイ舞莉花といった実力派俳優が名を連ねる。

今回のオンライン公開舞台稽古では、劇中で披露される30曲以上のロックンロールの中から4曲が歌唱された。

今回は稽古場の様子と写真をお届け!

まず最初に披露されたのは「A Slice of Saturday Night」。この作品の始まりを飾るオープニングナンバーだ。曲中では歌い踊りながら、若者たちが自身の夢や野心、考え方などを音楽に乗せ歌い上げるエネルギッシュ溢れるシーンとなっていた。

撮影/岡千里

続いて披露されたのは「CLUB A Go-Go」のオーナー、エリック(川平慈英)が中心となって、スタンドマイクでロックに歌う「If You wanna Have Fun」。川平の見せ場のシーンだ。歌いながら稽古場のカメラにお茶目にポーズや台詞を決め、キャストと一緒に盛り上がる様子は、画面越しでも楽し気な空気感が伝わる。

そして「The Long Walk Back」では主役のリック(河下楽)が、シャイで臆病な心情を丁寧に歌う。ミュージカル初主演の河下だが、それを思わせない安定した歌声と、歌う河下を見守るカンパニーの様子が印象的だった。

撮影/岡千里

最後に披露されたのは「Eric’s Hokey-Cokey Shuffle」。2幕冒頭でリック(河下楽)とエリック(川平慈英)を中心に歌われる楽曲で、特徴的な振付で1度見たら忘れない、カンパニーと一緒に体を動かしたくなるようなナンバーだ。作品公式X(旧Twitter)にもキャストが躍る様子がポストされており、事前に覚えておくと楽しさも2倍3倍なのだろう。

また演出の元吉が「どれもどこかで聞いたことある楽曲となっています。若者たちの衣装も賑やかなものをご用意しておりますので、そういう部分も楽しんでいただければと思います。」と語り作品の見どころも語った。

撮影/岡千里

公演は東京・よみうりホールにて、11月3日(金)から11月19日(日)まで行われる。