霧矢大夢・真飛聖・寺脇康文 出演!「午前十時の映画祭7」開幕イベント『マイ・フェア・レディ』特別試写会≪トークショー≫

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世界初演から60年―永遠に愛され続けるシンデレラ・ストーリーの決定版、待望の再演!

“一度、スクリーンで見たかった。もう一度、スクリーンで見たかった。”
そんな選りすぐりの傑作映画を高品質のデジタルシステムで上映する『午前十時の映画祭』。
第7回目の開幕を記念して、以前より上映希望の声が高かったオードリー・ヘプバーン主演の名作
『マイ・フェア・レディ』の特別試写会が開催されました。

上映前にはゲストをお招きしてのトークショーも開催!
7月より東京・名古屋・大阪にて上演されるミュージカル『マイ・フェア・レディ』で
イライザ役をWキャストで演じる霧矢大夢さんと真飛聖さん、
ヒギンズ教授役を演じる寺脇康文さんによるトークショーの模様をお届けします♪

オードリー・ヘプバーン主演の映画版でも広く親しまれている不朽の名作『マイ・フェア・レディ』。日本初演50周年となった2013年、演出を一新し、好評を博したリボーン版の3年ぶりの上演。再びのご出演となりますが、お気持ちはいかがですか?

寺脇「前回は台詞の量が相当なものだったので…。」

霧矢「ヒギンズ教授、すごいんですよ。言語学者ですから。半端ない台詞量でしたよね。」

寺脇「まず設定が凄くハードルが高いんです。言語学者だから言葉を間違っちゃいけないので、台詞を噛めない。噛んでしまったらそこで設定が崩れてしまうんで。そこが一番プレッシャーでね。」

霧矢「私たちは2人いますので、寺脇さんは、倍お稽古もされてるからほんとに大変で…。」

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寺脇「僕は倍できたけど、お2人は半分ずつになっちゃうんですよ。一時期そのことに焦ってたような2人もいましたけれども、それはね『一緒に何回でもやるから俺!』って。」

霧矢「お付き合いいただきましてほんとに…。」

寺脇「それぞれうちに泊まりに来ましたしね。や、いってないですね、ないですね(笑)」

真飛「その節はありがとうございました(笑)お上手なんだからもう。」

霧矢「あ、でもお食事に連れて行っていただいて。」

真飛「そうなんですよー!」

霧矢「あの、ほら、昭和のカラオケスナックみたいな…。」

寺脇「いきましたねー。」

真飛「いきましたね!!」

霧矢「親交を深めるためにちょっとお食事でもいこうよってお寿司屋さんに連れて行って頂いて、たまたま帰りがけに雰囲気のいいお店があって…。」

寺脇「温泉地にあるみたいなね。」

霧矢「寺脇さんが歌ってるところに、私たちがマラカスやら…。」

寺脇「豪華なカラオケ大会。」

霧矢「そんなこともありましたね(笑)その節は本当にありがとうございました。」

真飛「その節はありがとうございました。」

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―映画版についてなにか思い入れや魅力はありますか?

寺脇「ほんとに素晴らしいですよね。でも、お2人は、宝塚にいらっしゃった時は、割とヒギンズ目線で観てました?」

真飛「そうですね、男役だったのでどうしてもヒギンズ先生の方を…。」

霧矢「私はたまたま英国ものを演じる機会が多かったんですけれども、その度に観てました。なんで、割と男性の方を重点的に…レックス・ハリソンさんの方を観ていたことが多かったかもしれないです。」

―寺脇さんのヒギンズ教授はいかがですか?

霧矢「素敵なイングリッシュジェントルマンですね。懐の大きい。ヒギンズさんって、少年の心といいますか、まっすぐな情熱があるじゃないですか。そこがほんとぴったりで。」

真飛「なんかかわいいところもあるんですよね。」

―英語版とは異なる日本語版の言葉に関する爆笑シーンが多々あるんですよね?“白い死体”とか…

寺脇「本当は“広い額”って言わせたいんですよ。でも彼女は言えなくて“白い死体”って言うから『怖いなそれは…!』って言うっていう(笑)日本語だと難しいですよね。どういう風に、言葉が違うよ、っていうところを面白くできるか。演出家のG2さんがまたもう1回書き直して下さるはずなので、また進化した姿をお見せできればと思います。」

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―これから映画版が上映されますが、ここを見ておいた方がいい!ミュージカル版とここが違う!というところはありますか?

寺脇「でも、映画版が本当に元ですから。言葉遣いの悪い、粗暴でやんちゃな女の子が淑女になっていく成長と、頭はいいんだけれども、何かひとの心がわからない、足りないところがあるヒギンズの成長、両方が成長していきながら『くっつくかな?だめだ!ちょっと、なにやってんの!』って観ている方をやきもきさせて、最後の最後は良い感じで終わるという。そういう元が映画版には入っていますから。楽しんで頂きたいですね。」

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―イライザにとってもそうですよね。

真飛「そうですよね。『はっきり言いなさいよ!』みたいなね。」

霧矢「そのもどかしさがねイライザのいじらしさといいますか。」

寺脇「今で言うと壁ドンの元祖みたいなもんですからね。」

霧矢「イライザが?」

寺脇「ヒギンズが。」

霧矢「そんな場面あったけ?って思った。(笑)」

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―1回目の舞台のお稽古や、舞台本番はこんな感じの雰囲気でなさってたんですよね?

真飛「もうこのままです(笑)」

霧矢「でもほんと寺脇さんは、すかさず突っ込んで下さるし、ほんとにムードメーカーと言いますか…。」

寺脇「霧矢さんもねー、凄い名言をいっぱい残してますから。」

霧矢「いやいやいや!“迷言”なんで(笑)私がつぶやいてる独り言とかも大きいんですけど、寺脇さんは、よくそれを聞きつけてらっしゃって、3年ぶりにお会いしても、まだ覚えて下さっていて…。」

寺脇「台本に結構書き留めてましたからね。」

真飛「書いてました書いてました。」

霧矢「また2016年版の”迷言”を作っていきたいと思います。」

寺脇「一個だけ言っておきますとね、一番最初にこのドレスを着た時。記者会見をした時に、ちっちゃい声で『女のポーズわからん。』(腰に手をあてポーズをつけながら)って言ってましたね。」

霧矢「ほんとにそんな感じでしたね。彼女(真飛)の方が、一年先にやめて女先輩だったので、いろいろ聞いて。」

真飛「宝塚では1期、霧矢さんが上なんですけど、やめたのが私が1年先だったので、ちょっと女子の先輩として偉そうにね。『女子とはこういうものよ』って(笑)」

寺脇「真飛さんもまあまあね『腰に手ぇあてといたらいいのよ』(またポーズをつけながら)みたいなね。」

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真飛「そうなんですよ、安易なんです考えが(笑)馬鹿のひとつ覚えで。」

寺脇「本当に楽しいんですよ。本番はお2人は、ばらばらなんですけどね。」

霧矢「なんかこう、たまーに楽屋で会うと…。」

霧矢真飛「「あ、久しぶりー!!」」

霧矢「みたいな。(笑)」

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寺脇「全く同じ台詞、同じ動きなのに、全然違う印象の2人なので、僕はほんと新鮮に毎回楽しくできるというか。2人とも全然違った魅力がありますね。だから両方観て頂きたいです。」

霧矢「2回ずつ是非!」

 

撮影・文:ローチケ演劇部(ミ)

■「午前十時の映画祭7」 http://asa10.eiga.com/

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「午前十時の映画祭」開始から7回目。この1年も珠玉の名作映画を劇場で!

4/2[土]よりTOHOシネマズ日本橋他全国55劇場で開催!

 

■公演情報
ミュージカル『マイ・フェア・レディ』

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脚本・歌詞:アラン・ジェイ・ラーナー
音楽:フレデリック・ロウ
翻訳・訳詞・演出:G2
出演:霧矢大夢/真飛 聖(Wキャスト)
寺脇康文、田山涼成、松尾貴史
寿ひずる、水田航生、麻生かほ里
高橋惠子 他

≪東京公演≫
日程:7/10[日]~8/7[日]
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
一般発売日:4/16[土]10:00~

≪名古屋公演≫
日程:8/13[土]・14[日]
会場:愛知県芸術劇場 大ホール
一般発売日:4/23[土]10:00~

≪大阪公演≫
日程:2016/8/20[土]~2016/8/22[月]
会場:梅田芸術劇場メインホール
一般発売日:5/21[土]10:00~

詳しいチケット発売情報は下記ボタンよりチェック!