生田絵梨花が演じる”バーレスクの女王”ジプシー・ローズ・リーの回顧録をもとに煌びやかなショービジネスの苦悩を愛情たっぷりに描く海外で大絶賛の最高傑作ミュージカル!『Nell Gwynn』でローレンス・オリヴィエ賞新作コメディ賞受賞した演出家・ラスコムのコメントも到着!!
この度、2023年4月より東京芸術劇場プレイハウスにてMusical『GYPSY』(ジプシー)を上演する事が決定しました。東京を皮切りに、5月には大阪、愛知、福岡と巡演します。
本作は実在のストリッパー、ジプシー・ローズ・リーの回顧録を元に、“究極のショー・ビジネス・マザー“の代名詞となった母ローズに焦点を当て、舞台で活躍する2人の娘を育てたローズの夢と努力を追うとともに、ショービジネスの苦難を愛情たっぷりに描いた名作です。初演では、ブロードウェイの女王「エセル・マーマン」が主役のローズを演じ、その後も時代を彩る名女優が演じ続け、1990年トニー賞・ベストリバイバル、2016年ローレンス・オリヴィエ賞・ベストリバイバルを受賞するなど、初演から半世紀たった今でも世界中で愛されています。
演出家は、2016年『Nell Gwynn』でローレンス・オリヴィエ賞新作コメディ賞を受賞したChristopher Luscombe(クリストファー・ラスコム)が務め、本作について<皆さまにとって、アメリカン・ミュージカルの真の傑作とのスリリングな出逢いとなることを願っています。>と来年の公演に向けて意気込みを語りました。娘をスターにすることを夢見る母親・ローズ役を大竹しのぶがコミカルに演じ、ローズの上の娘であり、後に”バーレスクの女王”と称されるようになるルイーズ役には生田絵梨花、パフォーマンス力の高いルイーズの妹・ジューン役には熊谷彩春、ジューンと駆け落ちするダンサー・タルサ役には佐々木大光(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)、ローズと組んで娘たちを売り込み、次第にローズにひかれていくハービー役には今井清隆と豪華なメンバーが集結しました。
そしてこのたび、艶やかなショービジネスの世界にいざなう、華やかなビジュアルが解禁となり、演出・クリストファー・ラスコムのコメントも到着しましたので以下に記載します。今後の続報もお楽しみに!!
演出/クリストファー・ラスコム コメント
『ジプシー』は私がずっと大好きだったミュージカル作品のひとつです。この作品の芯にあるのは母と娘の壮大な物語であり、それがこの作品に普遍的な魅力を与えているのだと思います。私がブロードウェイで初めて観たのもこの作品。以来、その素晴らしい楽曲にも親しみを感じ、愛してきました。そしてこの度、私は日本で最も優れた演劇人たちと共に東京で『ジプシー』を創る機会を得ました。主演の偉大なる大竹しのぶさんをはじめ、輝かしいキャストの皆さん、卓越したデザイン・チーム、優秀なスタッフの皆さんなど、あらゆる方面で素晴らしい才能に恵まれております。東京で仲間に会い、公演に向けてアイディアを練りながら、深く心に残る1週間を過ごしたばかりのいま、圧倒的な興奮と期待感を胸に帰国の途についております。稽古が待ち遠しい!日本の多くの方々にとって本公演は、歴代ブロードウェイ作品のなかでもとりわけ愛されているミュージカル楽曲群を体験できる貴重な機会になるでしょう。また、ジプシー・ローズ・リーの驚くべき実話を知る絶好のチャンスでもあります。皆さまにとって、アメリカン・ミュージカルの真の傑作とのスリリングな出逢いとなることを願っています。
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC) アソシエイト・アーティスト。俳優としてキャリアをスタートさせ、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで7年過ごし、その後ストラトフォード・アボン・エイボンで、The Shakespeare Revueを演出、高い評価を得る。これまで、『十二夜』『恋の骨折り損』『から騒ぎ』などのシェイクスピア作品を始め、『ロッキー・ホラー・ショー』や『The Madness of George III -英国万歳-』などの話題作を演出。また、2019年イギリス夏の音楽祭『グランジ・フェスティバル』でオペラの演出デビュー。
あらすじ
ローズ(大竹しのぶ)は、2人の娘ルイーズ(生田絵梨花)、ジューン(熊谷彩春)をヴォードヴィルの世界で活躍させようと躍起になるステージママ。オーディションで知り合ったハービー(今井清隆)と一座を作り、あちこちの地域の劇場へ娘たちを売り込んでまわる、・・・その姿は、まるでジプシーのよう。
やがて、下の娘ジューンが脚光を浴び始めるが、結局自分のわがままで売れるチャンスをふいにしてしまう。様々な出来事の中、ジューンが愛想をつかし一座の青年タルサ(佐々木大光(7 MEN 侍/ジャニーズJr.))と駆け落ちし出て行ってしまう。それでも諦めず、ルイーズと再起を図る、ローズ。しかし、ジューンの持つ歌唱力やダンスの技術はルイーズにはなかった。
そんな時、ルイーズがある手違いでストリップ劇場の仕事を受けてしまう。
ローズは抵抗するが、お金のためにルイーズは舞台に立つと宣言するのだった・・・。
配役
ローズ(娘達をショービジネス界で成功させようと奮闘するステージママ)・・・・・大竹しのぶ
ルイーズ(ローズの上の娘。サナギから蝶に変わる、魅力ある女性)・・・・・・・・・生田絵梨花
ジューン(ルイーズの妹。歌唱力があり、ダンスの技術もある)・・・・・・・・・・熊谷彩春
タルサ (ジューンと駆け落ちするダンサー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・佐々木大光(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)
ハービー(ローズと組んで娘たちを売り込む。次第にローズにひかれていく)・・・・今井清隆