【番外編】ローチケ演劇部員のロンドン旅行記2022<2日目>

みなさま、こんにちは。ローチケ演劇部員(むー)です。

ローチケ演劇部員のロンドン滞在記録をお届け!ということで、2日目については私がレポートさせていただきます。

 

滞在2日目は、ウエスト・エンドで2本のミュージカル作品を観劇しました。

「まだ日本では見られない作品を見よう」ということで、マチネは、シャフツベリー・シアター(Shaftesbury Theatre)にて『&Juliet』を観劇。

キラキラした看板は、全面にスパンコールが。

 

「ロミオとジュリエット」のラストシーンで、もしもジュリエットが自殺しなかったら…? という世界の物語を、90年代~2010年代にヒットしたアメリカンポップス楽曲を用いて描く、ジュークボックスミュージカル。主人公のジュリエットは、2度目の恋を見つけに、仲間たちと共にパリへと繰り出していきます。

テンションがブチ上がること間違いなしな音楽はもちろん、衣装や舞台セットもキラキラとかわいらしく、目からも耳からもハッピーをもらえる作品でした!

誰しもが聞いたことがある名曲の歌詞が、シチュエーションに合わせてセリフのように盛り込まれていて、「この曲をこんな風に使うのか!」と思わずニヤリとしてしまう場面もたくさん。一つの歌詞を掛け合いのように歌ったり替え歌することにより、音楽と物語が見事に融合されており、どんどんと物語の世界へ連れていかれていくような感覚がありました。

元気づけられたい! ハッピーな気持ちになりたい!という時に、とってもオススメなミュージカルでした!

 

マチネとソワレの間には、ピカデリーサーカスを中心に様々な劇場の様子を探索。

空が霧がかっているところも、”ロンドン感”が満載です。

どこへ向かって歩いても様々な演劇作品の看板を目にすることができるウエスト・エンドの街。そして、そのどれもが華やかに装飾されており、見ているだけでワクワクします。

日本でおなじみの作品も、まだ日本では上演されていない作品も種々ありますが、どれも見てみたい!という気持ちになってしまいます。いくら滞在しても時間が足りなさそう…!

 

そんな魅力的な作品の中でも、ソワレの観劇は、プリンス・オブ・ウェールズ劇場(Prince of Wales Theatre)にて上演中の『The Book of Mormon』へ!

ピカデリーサーカス駅の近くに劇場があり、すらっと伸びた看板が特徴的です。

 

そのタイトル通り、モルモン教を主題としたミュージカル作品です。タイトルからは、なんだか難しそうな内容なのかな…?と思いきや、その中身は、パロディもブラックジョークも下ネタも、なんでもござれの、超超超・コメディミュージカル。

モルモン教の宣教師のプライスとカニングハムが、アフリカのウガンダへ派遣されることになり、現地の人々とすったもんだしながらも宣教活動に励んでいく……というのが簡単なあらすじです。

随所に盛り込まれる”モルモン教あるある”ネタや、宣教師たちとアフリカの原住民たちのすれ違いネタによって、会場は爆笑の渦。「アナと雪の女王」や「アベニューQ」の音楽も担当したロバート・ロペスによる楽曲たちも最高で、難しいことは考えず、目の前のパフォーマンスに身を委ねてとにかく爆笑できる作品です。

実はローチケ演劇部員(むー)はこの作品を7年前にもロンドンで観劇したことがあり、日本に帰ってからも、オープニングナンバーの”Hello!”を聞きながら、この作品をもう一度生で観劇したい…!と心から思っていたので、今回は、また劇場に足を運ぶことができて感無量でした。

あまり日本人にとってはポピュラーな作品ではありませんが、ブロードウェイやウエスト・エンドでは10年近く上演記録を続けている作品ですので、いつか日本の方々にも知ってもらえる機会があれば…!と願ってやみません。(作品の特性上、かなりハードルがありそうですが…!)

気になった方はぜひ、音楽だけでも聴いてみてください!病みつきになること、間違いなしです。

 

ロンドン旅2日目は、遅れてやってきた時差ボケを吹き飛ばす、エネルギッシュな作品たちを観劇した一日でした!

それでは、3日目の滞在レポートに続きます!

 

写真・文/ローチケ演劇部員(むー)