ローチケ演劇部presents はじめてのミュージカル「今月のあの人の“今キニナル”」第一回『ジャージー・ボーイズ』

ミュージカル好きのローチケ演劇部員(わ)がオススメ!

とにかく歌にこだわったミュージカル!
『ジャージー・ボーイズ』

1960~1970年代、アメリカの音楽シーンを席巻したボーカル・グループ、ザ・フォーシーズンズの栄光と挫折を描いた『ジャージー・ボーイズ』。
「December 1963」「君の瞳に恋してる」など、誰もが知っている名曲の数々が劇中歌として登場します。
ほとんどの場面で台詞は台詞、歌は歌と分かれており、ミュージカル特有の“突然歌いだす”違和感も少なめ。初観劇でも抵抗なく観れる作品だと思います。

ニュージャージーの貧しいイタリア系移民の若者が、どん底の生活から抜け出す手段は3つ。軍隊へ行く・マフィアに入る・そして、スターになること。
自分が何者かも分からないまま非行を繰り返してきた少年が、音楽にアイデンティティを生み出し、その溢れんばかりのエネルギーを歌に込めたとき…。客席までをも巻き込む“青春のきらめき”に、思わず心を奪われます。
そして栄光の舞台裏で巻き起こる、数々の問題。王道のシンデレラストーリーとは言えない、切ない展開の末に彼らが見た景色とは…?

カーテンコールではライブさながらに盛り上がり、劇場を出るときには「あー、楽しかった!」と素直に思えること間違いなし!
東京公演は全公演満員御礼の人気ぶり。この秋、全国各地で上演されます。お近くの劇場でご覧になってみてはいかがでしょうか。