東京・新橋演舞場で8月13日(金)～26日(木)に、大阪松竹座で 9月1日(水)～15 日(水)に『喜劇 老後の資金がありません』が上演される。

原作は、垣内美雨による小説で、“老後の資金”をテーマに普通の主婦が四苦八苦する物語は大きな共感を呼び、34万部突破の大ベストセラーとなった。
今回は、喜劇に定評のあるマギーの脚色・演出による初めての舞台化で、主演は渡辺えりと高畑淳子。同い年の二人は意外にも舞台初共演となる。
その他の出演に、羽場裕一、宇梶剛士、長谷川稀世、原嘉孝、松本幸大（ジャニーズJr.）、一色采子、明星真由美、多岐川華子と豪華キャストが揃った。誰もが共感できる傑作喜劇に期待が高まる。

7月27日に渡辺えり、高畑淳子の主演2名による取材会が行われ、コメントが到着した。

渡辺えり　コメント

公演に向けてちょうど今お稽古中です。高畑さんと舞台をやらせていただくのは今回が初めてですが、本当におもしろい役者さんです。いい意味でぶっ飛んでいるというか（笑）、本当に毎日楽しくお稽古させていただいてます。
テーマは深刻なんですよねこの作品。でも“老後の資金がないからどうなんだ！”と訴えているところがいい。老後の資金がなくたって夢があればいい、そういうメッセージが込められた作品なので今の時代を生きる人たちの励みになると私は思います。
普段は言えないような愚痴や本音をこの作品では歌やダンスで表現している。そして場面と場面を繋ぐ役割も歌とダンスが担ってくれているので、より“凝縮”したものをお届けできると思います。

高畑淳子　コメント

タイトルにとてもインパクトがありますが、それ以上に、主婦同士の友情であったり、理想の自分でありたいのに上手くいかないなど、人間らしい側面が存分に描かれています。そこも楽しんでいただきたいです。
えりさんは私のことをおもしろいとおっしゃいますけど、そっくりそのままお返ししたいです（笑）。本当に毎日のお稽古が楽しくて、こんな楽しい気持ちを独り占めしてしまって申し訳ないくらいで。早くお客様にもこの楽しさ・おもしろさをお届けしたいなと日々思っています。
お芝居は昔お薬だったという話を聞いたことがありますが、それを実感するような作品になっておりますのでぜひ多くの方にご覧いただきたいです。