1列目 松雪泰子、山田裕貴、ユースケ・サンタマリア
2列目 大谷亮介、清水くるみ、伊原六花、中尾ミエ
3列目 眼 鏡太郎、坪井木の実、内田慈、野々山貴之、山岸門人
4列目 澤魁士、佐藤誓、冨永竜、白木原しのぶ
5列目 小山雲母、金井美樹、片桐美穂、吉井乃歌、志磨遼平、島ゆいか
今をときめく豪華キャストと、音楽の志磨遼平(ドレスコーズ)の書き下ろし曲『酔いどれ船』(寺山修司・詞)によるティザー映像と志磨遼平(ドレスコーズ)のオフィシャルコメントが解禁された。
寺山修司が「天井棧敷」結成前に書いた未上演の音楽劇『海王星』が、58年の時を経て、ついに姿を現す!出港しない船上ホテルを舞台に繰り広げられる、父と息子と父の婚約者をめぐる、甘く哀しい祝祭劇。魅力的で怪しい人々の愛と欲望、寺山らしい詩的な音律で彩られる言葉・・・
この初々しさの溢れるテラヤマ・ワールドを演出するのは、今最も勢いにのる演出家、眞鍋卓嗣。作曲を手掛けるのは、志磨遼平(ドレスコーズ)。かつて「毛皮のマリーズ」として活動し、寺山修司からの影響を大きく受けた志磨が全曲を書下ろし、ドレスコーズとして生演奏でも参加する。
豪華キャスト陣は、父の婚約者を愛してしまう主人公・猛夫に大ヒット映画「東京リベンジャーズ」など注目度人気爆発中の山田裕貴。PARCO劇場『薮原検校』での好演も記憶に新しい松雪泰子が父の婚約者・魔子を、そして父・彌平を2015年の「タンゴ・冬の終わりに」以来のPARCO劇場出演となるユースケ・サンタマリアが演じる。さらに悪魔的少女そばかすに清水くるみ、猛夫を慕う那美を伊原六花とフレッシュな若手俳優が名を連ね、実力派の中尾ミエ、大谷亮介らが共演する。
志磨遼平(ドレスコーズ)のオフィシャルコメント
十九か二十の頃の僕は《寺山修司》という作家を発見したばかりで、その影響を隠そうともしない真似事のようなパフォーマンスに夢中になっていました。こともあろうに上げた名乗りが「毛皮のマリーズ」ですから、若さとは恐ろしいものです。あれから二十年近くが経って、とうとう寺山修司の幻の音楽劇を任せていただくことになりました。まるで進んだ時間が円環を描いてぴたり、と始点に戻ったような心地です。今の僕が持ちうる全てのアイデアを今作に捧げます。それは僕の腹心のバンドと素晴らしいキャストの方々、そして眞鍋卓嗣さんの手によって幾倍にも昇華されることでしょう。寺山が遺した未上演作品、その初演を我々がお目にかけます。どうぞご期待下さい。