“今月の”優先順位高めです【2022年4月号】

2022.04.01

優先順位高め

4月になりました。今月から新しい環境になる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?春は出会いの季節。今月もたくさんの優先順位高めな公演が集まりました。新たな舞台との出会いを期待しつつ、今月の「優先順位高めです」です。

批評家・山﨑健太の優先順位高め!

はじめまして。批評家の山﨑健太です。y/nというユニットでパフォーマンス作品も発表しています。今回から「“今月の”優先順位高めです」に参加させていただくことになりました。よろしくお願いします。
4月の1本目は4月10日までアンコール配信中の劇団印象-indian elephant-『藤田嗣治~白い暗闇~』。今だからこそ観て考えたい「国家と芸術家シリーズ」の1本で6月には『ジョージ・オーウェル~沈黙の声~』、10月には『カレル・チャペック』の上演も控えている。
2本目はロロ『ロマンティックコメディ』。同じくロマンティックコメディを題材にしたケラリーノ・サンドロヴィッチの戯曲『SLAPSTICKS』で演出を担当したばかりの三浦直之が打ち出すロロなりの「ロマンティックコメディ」観に注目。きっとそこには異性間の恋愛にとどまらないロマンティックがあるはず。
3本目は『クバへ/クバから』刊行記念/上演化プロジェクト。『クバへ/クバから』は一貫して写真と/の上演を扱ってきた写真家/舞台作家の三野新の初写真集=戯曲。写真集として構成された戯曲(あるいはその逆)を「上演」するという「???」なプロジェクトだが、ベースにあるのは東京と沖縄との距離に関する極めて真っ当な思考と倫理だ。

山﨑健太
批評家・ドラマトゥルク。演出家・俳優の橋本清とともにy/nとして舞台作品も発表しています。
Twitter: @yamakenta

俳優・日高ボブ美の優先順位高め!

先月よりお邪魔しております〜!日高ボブ美です。
最近の私はといえば、急遽、パルコ・プロデュース「裏切りの街」に代役として出演しておりました。自分が「今月の優先順位高めです」で推薦したものに出演することになるとは思っておりませんでした。何が起こるか分からない世の中でございます。

さて、今月は観劇したいもの盛りだくさんなのでガツガツいきます!
まずは、五反田団「愛に関するいくつかの断片」。好きなんです、五反田団。久しぶりに宮部純子さんが観れるのも嬉しいですよね。
艶∞ポリス「飛んでる最高」。まずフライヤーがいい。フライヤーで観劇させたくするってめちゃくちゃ大事だと私は思っています。本人にはちゃんとお伝えしていませんが密かに好きな高野ゆらこさんもご出演、こりゃ行かない訳がない。
ゴジゲン「かえりにち」。舞台や映像でもお世話になった松居大悟さんの劇団です。いっつも男子(男性?)がわちゃわちゃしてて、なんかこうあるべきだよ男子たちはさ、とニヤニヤしながら観てしまいます。でもエグってくるから癖になる。

お次は「もう有名なのにボブ美まだ観てないの?」という劇団シリーズ。
シベリア少女鉄道「どうやらこれ、恋が始まっている」。うそだろ?まだシベ少観てないのかボブ美。。そんな声しか聞こえてきません。観ます!!!
劇団普通「秘密」。こちらもいつも都合がつかなくて観に行けてない劇団。最近、ほんと面白いという声ばかり耳にしています。期待大!!!
ゴキブリコンビナート「貧民窟サバイバル」。いや、正確には一度観ているのです。花園神社の酉の市で。たまたま最前列で観て悲鳴をあげたのを覚えています。でも劇場では観たことないので、ガッツリとゴキコンの世界に浸りたいと思います。なんかこう誘われてる気がするんです。。

最後に!今月旗揚げする注目プロジェクト!
画餅「サムバディ」。テニスコートの神谷圭介さんのソロプロジェクト。絶対面白いでしょとしか思ってません。神谷さんの頭の中が少し知れる気がしてワクワクしております。

盛りだくさん中の盛りだくさんでお届けいたしました!この記事を読んでいる貴方に刺され!!また来月お会いしましょう。

日高ボブ美
俳優。JO1のメンバーが主演したあだち充原作のドラマ「ショート・プログラム」、私は「なにがなんだか」に出演しております。Amazon Prime Videoにて独占配信開始!
Twitter:@bob000bob

俳優・田代明の優先順位高め!

「広島ジャンゴ2022」現代の広島が、ある日目覚めると西部の町『ヒロシマ』になっていて…W主演の天海祐希さんは子連れガンマン、鈴木亮平さんは何故かそのガンマンの愛馬として町の騒動に巻き込まれていく…らしい…絶対おもろい…。
ミュージカル「ネクスト・トゥ・ノーマル」は上演決定後初めてサントラを聴いたのですが、ピアノベースな曲やカントリー調なのもあって、とってもツボでした。タイトルから連想される「普通」というテーマにも惹かれます。3月が初日でしたが紹介したくて!
テーマという繋がりで、新国立劇場では「シリーズ 声」という声にフォーカスした3作品が上演されます。4月は「アンチポデス」。『人に渡す言葉の在り方を、他者との関係性を、今一度、立ち止まって考えたい』というこの作品のテーマが、snsを多用する今、なんだか観にいきたいなぁと思いました。

田代明
女優。秋元康プロデュース「劇団4ドル50セント」劇団員。東京藝術大学声楽科卒業。「お芝居の素敵なミュージカル女優さん」と言われる為に、日々いろんな作品を勉強中。そしてシンプルな観劇オタク。
Twitter:@Akari4_50

ライター・横川良明の優先順位高め!

舞台『もはやしずか』
昨年放送の『きれいのくに』が第10回市川森一脚本賞を受賞した劇団た組の主宰・加藤拓也の最新作。不妊治療の末に授かった待望の我が子に障がいがあるかもしれないと知った夫婦の物語。『在庫に限りはありますが』、『今日もわからないうちに』、『誰にも知られず死ぬ朝』とここ数年夫婦を通して人の綻びや不安定な感情を描いてきた加藤拓也が「出生前診断による命の選択」という非常にデリケートなテーマに対し、何を舞台に乗せるのか注目したいです。

COCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ2022』
昨年上演したダークファンタジー『首切り王子と愚かな女』が快作だった蓬莱竜太が今度は西部劇に挑戦? 現代の広島の牡蠣工場で働く男がある朝目を覚ますとガンマンが活躍する西部の町・ヒロシマにいて…という荒唐無稽な筋書きに興味が膨らみます。主演は天海祐希と鈴木亮平。脇に野村周平、中村ゆり、仲村トオルなど豪華な出演者だけでチケット代の価値は十分。チケットは入手困難かもしれませんが、配信も予定しているので、ぜひご覧いただきたいです。

「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage 平和の象徴
個人的に、「今最も面白い2.5次元舞台」と強く推したいのがこの「ヒロステ」。堀越耕平による原作が圧倒的に面白いので、ストーリー展開やキャラクター造形がどれだけ魅力的なのかはもはや言わずもがな。そこに舞台ならではの熱量、若い俳優たちが放つ今この一瞬に懸ける輝きが加わって、網膜が焼けるような号泣体験を何度も何度も味わわせてもらいました。原作へのリスペクト十分なので、原作ファンも見応えがありますし、ダイジェスト感がないので原作未見の人も楽しめます。ぜひデクとかっちゃんが紡ぐグローイングアップストーリーを体感しにきてください。

横川良明
ライター。演劇・映像を問わず幅広く取材。演劇集団キャラメルボックスと惑星ピスタチオに魅せられて演劇の世界へ。観る人に情熱と希望を与えてくれるようなお芝居が好きです。
Twitter: @fudge_2002

演劇ジャーナリスト・徳永京子の優先順位高め!

年齢的な意味でなく、表現で「新しい人たちがやってきた」と感じている団体の公演が、月明けから続く4月。才能と表現欲求を持つ人たちが作品を発表できるのは、こちらも幸せになる。特にそれが若い集団ならなおさらだ。
そのひとつめが関田育子。個人名だけれども集団で、作・演出・主宰の関田が中心になってチームで創作しており、コロナで延期になった『霊雨』がようやく上演される。
関田育子の新しさは「ミニマリズムの化け物」と呼べば伝わるだろうか。小道具や美術セットを使わない演劇作品はもはや珍しくないが、その“何も無さ”を関田育子は、パントマイム的な“たまたま見えないだけでそれが実際にあるような動き”で埋めるのではなく、話法で言えば棒読みのような“最低限の情報に絞った動き”を置いていく。実際、俳優たちは徹底した棒読みで話すのだが、人と人の配置、視線の交差、せりふの間とトーンなどの絶妙な掛け合わせによって、観る者の感情をみるみる引っ張り出し、「ここには足りないものなど何も無い」と思わせてしまうのだ。メンバーのほとんどが20代半ばなのに。
おおよそ多くの舞台作品が、舞台上から凸を放出して観客の凹に入り込んでいくのに対して、関田育子は舞台上の凹にぴったり合う凸を観客側に生成させる。この感覚をぜひ知ってほしい。上演日数が少ないので、タイミングが合う方はぜひもので。
2つめは劇団あはひ(読みは“あわい”)。あはひはメンバー6人が1998年生まれ。この若さに似合わない落ち着きは、能や落語やシェイクスピア作品をベースにしているためと言うことも出来るが、むしろ、能に松尾芭蕉と弟子の河合曾良を絡めたり、シェイクスピア作品の中からソネットを選んだりという、渋みの強い変化球を投げるところに起因していると考えるのが妥当だろう。そして、劇団名にも表れている微かさ、儚さ、静けさは、確かに劇中の通奏低音として流れてはいるのだが、前述の渋みとシームレスに立ち現れるユーモアによって、軽やかさとして根ざしていると思う。
今回の公演は、コロナで延期になった芸劇eyesが二本立てで実現したもの。片方の『Letters』はブラッシュアップするうち、もとのテキストが持っていた本来のポテンシャルに気付き、そこに焦点を絞るうちに完全新作となったそうで、タイトルも『光環(コロナ)』となった。前述の渋みとユーモアの一片を、このタイトルからも受け取ってもらえるのではないだろうか。アフタートークに、いとうせいこう氏、岡田利規氏という豪華なゲストが登壇する回もある。出来れば2作とも観てほしい。
そして、結成から6年目を迎え、おもしろい動きが始まっているのがコンプソンズ。メインの作・演出家は金子鈴幸だが、この数年、メンバーの自主的な企画が「別冊コンプソンズ(星野企画)」「コンプソンズ宝保企画」などの形で敢行されている中で、4人の俳優(細井じゅん、大宮二郎、宝保里実、鈴木啓佑)がそれぞれ作・演出を手掛け、短編4本を『イン・ザ・ナイト・プール』というタイトルで上演するという。出演者は、コンプソンズ以外からも賑やかな顔ぶれが揃う。
従来の劇団のあり方がさまざまに問われている昨今、ひとつの劇団がひとりの劇作家/作・演出家の脳内再生の場ではないと認識されていく中で、戯曲を書きたい人、表現したい世界がある人を複数抱え、それが分裂にならない集団はきっと増えていくはずで、コンプソンズのこうした活動には、期待を持ちながら注目していきたい。
第1回公演が2013年で、今回が第5回。寡作の人、八木橋努が作・演出・主宰を務めるのが、演劇団体俺は見た。この「俺は見た」という団体名に魅かれ、何の予備知識もないまま2014年に『ニュータウンの影』を観たところ、THE SHAMPOO HAT的な地方都市の息苦しくも間抜けな人間関係、ポツドール的な人と人の生々しい距離感という既視感を抱きつつも、空間使いの巧みさと徹底した俯瞰の視線に独自性を感じて、強烈な印象を持った。
私は八木橋と交流を持っていないので、どういう理由でそういう活動となったのかを知らないが、今度上演される『僕らの城』のプレスリリースにあった活動経歴を見ると、2015年に上演した『他人と一緒に住むという事』の映画化を考え、翌年にクランクインし、同作は昨年9月に完成したそうだ。ちなみにその映画『他人と一緒に住むという事』は、第16回キプロス国際映画祭 最優秀セット・⾐裳賞、第7回ミラノ国際映画祭 外国語映画最優秀編集賞を受賞し、今年5月、第10回ニース国際映画祭、6月には第11 回リッチモンド国際映画祭にて上映予定。
さて、久々の舞台作で新作の『僕らの城』は、新宿に実在する居酒屋ゴーリキィを舞台にした現代の職場の話だという。そこで働く理由も千差万別で、来店する人もさまざまなバックボーンを持つことが容易に想像される場所だが、出演者も20名以上。最近の小劇場には無い人数を、吉祥寺シアターというそこそこ広い空間で、どう形にしていくか、久々の八木橋の仕事を楽しみに待ちたい。

徳永京子
ひとつの作品についてだらだら考えるのは悪くないと最近は思っていて、上演期間が終わった公演でも感想をつぶやくことに前向きです。
Twitter:@k_tokunaga

ライター・河野桃子の優先順位高め!

新しい年度が始まる。この4月から新芸術監督として彩の国さいたま芸術劇場に就任した振付家・ダンサーの近藤良平さんによる<ジャンル・クロスI>企画が始まります。演出家の長塚圭史さんとともに『新世界』をGWに上演。そこにはダンサー、サーカスアーティスト、切り絵師、ミュージシャンなどが出演します。舞台の上にジャンルは必要なのか?それぞれのプロフェッショナルによる“クロッシング”が楽しみです。
演劇では、5月にかけて東京・大阪・宮城で上演される『こどもの一生』が気になるところ。初演は1990年でその後何度か上演されており、初めて見た時にイスから立てなかった衝撃が忘れられません……怖かった……。今回、初演の演出を手掛けたG2さんが演出をつとめ、松島聡さん(Sexy Zone)、今井朋彦さん、丸山智己さん、田畑智子さん、川島海荷さん、ROLLYさんらが出演します。

ほか……すでに3月に初日を迎えた劇団短距離男道ミサイル『Ultimate Fancy Ojisan』、毎回とにかく素直な気持ちで楽しみですシベリア少女鉄道『どうやらこれ、恋が始まっている』、なぜ感動しているのか自分……とよく驚かされるコンプソンズの『イン・ザ・ナイトプール』、最近はさまざまな愛や恋や関係を描きその誠実な視点を信頼していますロロ『ロマンティックコメディ』、今度は落語ですね!CHAiroiPLIN「おどる落語『あたま山』」、前作から新しい一歩を踏み出したと感じるゴジゲン『かえりにち』、あえてシェイクスピア劇の“女性”に注目した『シェイクスピアと六人の女たち』、2016年から多和田葉子さんの作品を取り上げてきたくにたち市民芸術小ホールでついに多和田さんの書き下ろしが上演される「くにたちオペラ『あの町は今日もお祭り』」(※公演初日順)

河野桃子
ライター。翻訳戯曲と小劇場を中心に、ミュージカルやコンテンポラリーダンスなど「舞台」と名がつくものはなんでも観に行きます!
Twitter:@momo_com

ライター・中川實穗の優先順位高め!

なぜ1日目が「四月馬鹿」なのか。毎年想う4月です。
その4月は、わたしの推しが目白押しです! まずは台詞なしで、J-POPと身体表現でストーリーを紡ぐ梅棒の14th WONDER『おどんろ』。去年、開幕直前で中止になった作品ですが、聞くところによるとますます濃くなっているそうなので、もうどんなことになっているのか。楽しみで仕方ないです。そして『もはやしずか』。劇団た組の加藤拓也さんの最新作です。加藤さんと橋本淳さんのタッグは、劇団た組の公演『在庫に限りはありますが』やシス・カンパニー公演『たむらさん』が素晴らしかったので、今回も期待しています。ストーリーに「不妊治療の末に授かった子供が障害を持っている可能性があり……」とあったので、妊娠や子育ての話かなと思っていたのですが、取材のために脚本を読ませてもらうと、全然違うところが描かれていました。ぜひ一体どこに連れて行かれるのか楽しみに劇場に行ってほしいです。そして『新・熱海殺人事件』ラストスプリング。出演は、味方良介さん、新内眞衣さん、高橋龍輝さん、一色洋平さんですよ。え、観たい。一色さんの金太郎、観たい。小林香さん作・演出、美弥るりかさん主演で、女性の生きる世界が描かれる新作ミュージカル『The Parlor』、大森南朋さん、門脇麦さん、荒川良々さんが出演する赤堀雅秋プロデュース『ケダモノ』、「ラッパ屋」で94年に初演された作品をラサール石井さん演出で上演するパルコ・プロデュース『三十郎大活劇』も観たい。止まりません。

中川實穗
ライター。日本の戯曲が多めですが、ジャンル問わずに観ます!
Twitter:@miho_sgt

ライター・古内かほの優先順位高め!

赤堀雅秋プロデュース『ケダモノ』は、田中哲司さん、大森南朋さん、赤堀雅秋さんによる演劇ユニットの約2年半ぶりの新作ということでぜひ観ておきたい作品。前作の『神の子』でも、だいぶ“ダメな人たち”が出てきましたが、今度はどんな人たちが出てくるのか……。コロナ禍以降の、近年の世相を赤堀さんがどう作品に反映するのかも気になります。
ミュージカルからは、『FLOWER DRUM SONG』を。『サウンド・オブ・ミュージック』『王様と私』などを手掛けるロジャース&ハマースタインの作品で、今回日本では初のリバイバル版の上演。『プリシラ』以降、近年ミュージカルでの活躍が目覚ましい古屋敬多さんがいよいよ主演、という点でも注目しています。
IHIステージアラウンド東京で開催される『古川雄大 The Greatest Concert vol.1 -collection of musicals-』は、古川さんがこれまで出演してきた作品の集大成のようなミュージカルコンサートになるのでは、と期待している公演です。昨夏一度中止になったコンサートが、どんな形で新たに上演されるのか、ぐるぐる劇場をどう使ってくるのか、そして豪華ゲスト陣とはどんな曲を歌うのか、とたのしみなポイントが満載。珠玉のミュージカルナンバーにどっぷり浸りたいと思います!

古内かほ
ライター。観劇の入り口は小劇場から。近年はミュージカルと宝塚歌劇団を中心に観劇しています。今年はミュージカルのZINEを制作してみたいと思っています。
Twitter:@kahonfuu

ローチケ演劇部_白の優先順位高め!

4月もなんだか忙しくなりそうです。まずはなんと言っても梅棒「おどんろ」ですよね。前回開幕直前の公演中止。こんなに早く観られるだなんて。梅棒観て幸せな気持ちになりたいです。
加藤拓也さんの新作「もはやしずか」も外せないですね。重そうな話ではありますがとても楽しみ。重いといえば赤堀雅秋プロデュース「ケダモノ」も。赤堀さんの作品は毎度心臓がバクバクしながら観てるのですが、今回もそうなるかしら。共にインタビュー掲載してるのでぜひぜひご一読ください、です。
今、わたし笑いを求めてましてコンプソンズ「イン・ザ・ナイトプール」「画餅」第一回公演『サムバディ』は必ず行きたいなと思ってます。

ローチケ演劇部_マロの優先順位高め!

一気に暖かくなって桜並木の中のウォーキングが楽しいマロです。花粉症さえなければ…!
さて、今月の優先順位高めは、舞台「もはやしずか」から!4月から不妊治療の保険適用もニュースになっている中、不妊治療による妊娠で授かった子供が障害を持っている可能性がある…という。夫婦がどのような決断をするのか、治療に関する部分をどこまで演じて上演するのか、とても気になります!
続きまして、赤堀雅秋プロデュース「ケダモノ」も気になります。イントロダクションには容疑者の言い分が載っていて、それぞれの背景と真意に迫るのか、または違った部分が掘り下げられるのか…色々と考えさせられそうです。果たして1回だけで観終えられるのか…!
90年から上演されている『こどもの一生』も観たいです!笑いと恐怖が一体になるとはどういう事なのか全く想像がつかないのですが、通算5回目の上演ということで個人的に期待値が高いです。人間の何か深いところを突かれる作品のようなので、観終わった後にどう感じているかも楽しみですね!
梅棒 14th WONDER 『おどんろ』も観たいです!運動神経が悪いけれどダンスが好きな私にはピッタリな公演だと勝手に思っております。一度も観たことがないし、どんな舞台かも全く知らないのですが、絶対に観終わった後に楽しい気持ちにさせてくれると思います。

ローチケ演劇部_たの優先順位高め!

冷静に4月のスケジュールを眺めてみると、もうこれ以上なにも差し込めないぞ(白目)という状態ですが、そんな中でもこれだけは…!どちらも「劇場で上演される演劇公演」とはちょっと違うんですが、なんとかして観たい2件です。
1つめはシネマ歌舞伎『桜姫東文章』。上の巻が4/8から、下の巻が4/29からそれぞれ公開です。片岡仁左衛門さんと坂東玉三郎さんの『桜姫』共演は実に36年ぶりだった歌舞伎座の公演(2021年4月のこのコーナーで徳永京子さんが書いていらっしゃいます)にはどうしても行くことができず…1年経って、シネマ歌舞伎で、映画館の大きなスクリーンで観ることができるとは!ニザ玉のおふたりの『桜姫』、この目に焼きつけておきたいです。
2つめは「世田谷パブリックシアター新芸術監督就任イベントー公共劇場における芸術監督の役割を考えるー」。登壇者は世田谷パブリックシアター新芸術監督の白井晃さん、新国立劇場演劇芸術監督の小川絵梨子さん、彩の国さいたま芸術劇場新芸術監督の近藤良平さん、KAAT神奈川芸術劇場芸術監督の長塚圭史さん。芸術監督おひとりのお話をお聞きすることはときどきありますが、東京・神奈川・埼玉の4劇場の芸術監督が一堂に会するこんな機会を逃すわけには!さらに、進行役が成河さん。えっ、どんな白熱したお話が聞けるんですかこのイベント!?1回限りの開催なんですが、心ひかれまくっています。

ローチケ演劇部_まるの優先順位高め!

年度初め、バタバタする予感ですが、これだけは観たい!
まずは梅棒 14th WONDER 『おどんろ』。梅棒さんは、もうすっかり自分の観劇ルーティンに入りました。特に『おどんろ』は昨年夏の全公演中止からの今回なので、なんだか1年前に発表されていた公演がついに開幕する気分で待ちきれません。
巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーの原点「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」。先日のALWコンサートでも数曲披露されておりましたが、あのカラフルな衣装とパワフルな楽曲がフルで観られるのが楽しみです。
ミュージカル『メリー・ポピンズ』はディズニー好きとして欠かせないですし、ブルーマンはコロナ禍で客席を巻き込むことが難しい中どんなパフォーマンスになるのか…早く体験したい!