三谷幸喜の描く新しい文楽、続報解禁! PARCO PRODUCE 2025 三谷文楽『人形ぎらい』


「文楽人形による文楽人形の物語」を象徴する
人形が主役のチラシビジュアルが完成!

先般、上演決定が発表されたPARCO PRODUCE 2025 三谷文楽『人形ぎらい』のチラシビジュアルと公演詳細が公開されました。

2012年の『其礼成心中』以来、13年ぶりの三谷文楽新作となる『人形ぎらい』。時は現代、文楽の劇場を舞台に、主人公は人形たち、役を演じている人形自身のお話です。近松門左衛門作『鑓の権三重帷子』(槍の名人で色男の権三&人妻おさゐが、不義密通の濡れ衣を着せられる物語)。本作の登場”人形”はそれを演じる権三役の源太&おさゐ役の姐さん&万年引き立て役の陀羅助の3人です。陀羅助は憎まれ役ばかりを演じさせられることに不満が爆発します。ついには人形たちが劇場を飛び出し…。

今回解禁となったチラシビジュアルでも陀羅助&姐さん&源太の3人の人形たちが今にも動き出しそうな気合いの入った表情を見せています。裏面には楽屋に並んでいる姿が映されており、本番直前の出番を待っているような様子が垣間見られます。

「今度の文楽、人形がスケボーに乗ります。」と予告するコメントを寄せている三谷幸喜。そして監修・出演(人形遣い)に吉田一輔、作曲・出演(三味線)に鶴澤清介、出演(太夫)に竹本千歳太夫と、豪華メンバーが集結した13年ぶりの三谷文楽。人形たちが舞台上でどんな活躍を見せるのか、この夏の上演にご期待ください。

 

コメント

三谷幸喜(作・演出)
人間にできることは、どんなことでも人形は出来る。人形遣いの吉田一輔さんに言われた言葉です。その自信と気概に心打たれ、僕は「其礼成心中」を書きました。一輔さんの言葉は間違いではなかった。人形たちは本当になんでも出来ました。目から鱗でした。
今回はモリエールの「人間嫌い」がモチーフ。人形のことが大嫌いな人形が主人公です。
今度の文楽、人形がスケボーに乗ります。


吉田一輔(監修・出演)

三谷文楽初演から再演を重ね 13 年目、今年は待望の新作です!
近松門左衛門が生きていた時代の人形遣いも、次はどんな物語が生まれるのかと楽しみで心踊っていたに違いないと、三谷さんと出逢えたことで感じています。日本の『伝統芸能 文楽』としても三谷作品の『演劇』としても、とにかく楽しんで観ていただきたい気持ちです。「人形愛」なくしては成り立たない物語ですので、文楽人形たちが誇らしく笑ってくれるように!人形遣いとして精一杯努めさせていただきます!
是非爆笑しに劇場にお越しください。