ローチケ演劇部presents はじめてのミュージカル「今月のあの人の“今キニナル”」
第4回 ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』:黒羽麻璃央

俳優・黒羽麻璃央がオススメ!


エンターテイメントとして素晴らしい作品

初めてならやっぱり『ロミオ&ジュリエット』じゃないでしょうか。自分も2月から出演するので(笑)。
実は僕も生で観たことはないのですが、頂いた映像資料などを見てると「どうして劇場で観なかったんだ!」と後悔するくらい、エンターテイメントとして素晴らしい作品なんです。歌もダンスもかっこよくて、これを生で観たら絶対すごいだろうなって素直に思いますね。しかも“ロミジュリ”といえば、誰もが知っているビックネーム。物語もある程度分かった状態で観ることが出来るから、はじめてのミュージカルにもぴったりだと思います。

“ロミジュリ”は僕にとっても大きな挑戦です。これまではゲームやアニメ原作の2.5次元ミュージカルに出演させて頂くことが多かったのですが、今回はシェイクスピア原作、しかも小池修一郎先生(『エリザベート』『モーツァルト!』など数多くのミュージカルを手掛ける演出家)のもとお芝居をやらせて頂けるということで、何もかも初めての経験になると思います。
でも「ここを特に頑張りたい!」というより、いかに自然体で挑めるか、そこを突き詰めていきたいですね。うまく言えませんが、「あ、そういえば普通に出てたよね」って言ってもらえる演技…究極の理想はそれかも。お客様には何も先入観を持たずにお越しいただいて、純粋に作品を楽しんでもらえたら嬉しいです。

≫ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』公演詳細

 

■ミュージカルの魅力は?

ハッピーになれるところではないでしょうか。“ロミジュリ”でハッピーになれるかは分かりませんが(笑)。ハッピーエンドではなくとも、ミュージカル作品を実際に体感することで自分の価値観が変わることもあると思うんですよね。それってつまり“人生を豊かにする”ということなんじゃないかな。…「ミュージカルは人生を豊かにする」、我ながらいい言葉ですね(笑)。

 

■こぼれ話
僕にとっての“はじめてのミュージカル”は、ミュージカル『テニスの王子様』でした。僕も19~21歳の頃に出演していましたが、今や若手の登竜門みたいな作品になっていますよね。「これがデビュー作です!」って出演者も多いのですが、真っ白な状態だからこそ出せる独特のフレッシュさと一生懸命さが舞台上でストレートにぶつかっていて、すごく印象に残っています。
ただ僕が観たタイミングは、次回作に自分が出演すると決まった後だったので「次、本当に自分がこれをやるのか…?」という不安を抱きながらの観劇でもありました(笑)。
はじめて観たときも衝撃を受けましたが、いま観ても“テニミュ”が放つエネルギーは本当に力強いですし、特別だと感じます。僕が7代目青学を卒業したのはもう4年前。時が経つのは早い…(笑)。


■黒羽麻璃央

1993年7月6日生まれ。宮城県出身。第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト準グランプリを受賞しデビュー。ミュージカル『テニスの王子様』菊丸英二役で俳優デビュー以降、舞台を中心に活躍ドラマや映画などにも出演し、活動の幅を広げている。
主な出演作品:ミュージカル『刀剣乱舞』、舞台『黒子のバスケ』など

公式HP: https://kuroba-mario.com/
Twitter: https://twitter.com/vithmic_mario
Instagram: https://www.instagram.com/mario_kuroba/

 

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