TKOコントライブ 47都道府県ツアー|TKO インタビュー

木本=兄、木下=弟の関係が逆になった。成長を見てほしい

結成31年を迎えるお笑いコンビTKOが、全国47都道府県を周るコントライブツアーを敢行する

木下  2人で活動ができない状態が続いて、心にポッカリ穴が空いていたので、どう原点に戻ろうかと考えたときに…僕らはコントやと思いました。やっぱり自分は芸人で、その心があったからこそ、役者とかいろいろな挑戦ができてたんやなと気づきました。47都道府県を周りきることができたら、きっと勝負する力や自信もついてくるんやないかと思うんです。

木本  これからどうするかを決めかねている中で、木下が『コントやっていく気、ある?』って聞いてきたんです。正直、内心はコントしかないと思っていたし、場所もたくさん回りたかったから“それや!”って感じでした。今までは僕が先導して木本=兄、木下=弟みたいな関係だったんですけど、この2年で木下がすごくたくましくなって、今は逆みたいになっています。今までの単独ライブとは違う感じになると思うし、その成長を見てもらいたいです。

新ネタを用意しつつ、毎週末を全国どこかの劇場に立つ日々。過酷にも思えるが、2人はワクワクしていると話す

木下  今までの人生で、こんなにコントだけに向き合う時間ってなかったから、すごく楽しみだし、もう今は目の前のことしか考えてない。世の中にはおもろい人もいっぱい出てきてるけど、僕らには僕らなりの経験や味があるはずなので…それを信じて、勝負の1年にしたいです。

木本  バラエティ番組をなかなか見る気持ちになれない時期もありました。でもネタ番組だけはずっと見ていて。自分の中でネタをやることがどれだけ重要なのかを思い知りました。ツアーには経費削減のためワゴン車で全国移動するんですけど、それも含めてYouTubeとかで珍道中っぽく、飾らずに全部見てもらえたらと思います。

木下  以前の2年に1回の単独ライブでもハアハア言うてたのに、今回なんてすべて自分たちで準備するし、めちゃしんどいはず。でも手を差し伸べてくれた人たちがいっぱいいたので、声援をくださった方々に自分たちから会いに行きたい。グッズ販売とかも自分らで立ってやろうと思っていて、そういうのも初めてで楽しみです! お客さんと触れ合えることもほんまに嬉しいですし、めちゃくちゃ感謝しています。

木本  YouTubeチャンネルのコメント欄では、応援してくれているからこその言葉やポジティブなエールをいただけて、本当に背中を押されています。やるしかない!って気持ちになります。

もともと秀逸なコントに定評のあったTKO。武者修行とも言うべきツアーの先の活躍を、誰しも期待してしまうのではないだろうか

木本  芸人にとっての強いネタ、代表作って劇場に毎日立っていた若い頃に生まれていたような気がするんですよ。その頃みたいな日々になるので、どんな強いネタに仕上がるか楽しみ。面白いネタを見ていただきたいですし、本当に友達になりにいくような感覚で皆さんに会いに行きたいと思っています。

木下 こうやって全国を周ることも、もうなんか運命やと思うんですよ。2人ともコケたコンビも見たことないし、さらにV字回復できるコンビもいなかったと思うので。胸を張れることじゃないけど、ここからの0から1を皆さんに見届けてほしいです。

インタビュー・文/宮崎新之
Photo/篠塚ようこ

※構成/月刊ローチケ編集部 8月15日号より転載
※写真は誌面と異なります

掲載誌面:月刊ローチケは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布

【プロフィール】

TKO
■ティーケーオー
ツッコミの木本武宏とボケの木下隆行によるお笑いコンビ。’23年より共にフリーとしてコンビでの活動を再開した。