左:美山加恋 右:比企理恵
森新太郎演出・ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』2020年公演の全キャストが発表された。
今回の上演版では、ウェンディ役を美山加恋、ダーリング夫人役を比企理恵が務めることが明らかになった。
■美山加恋 コメント
今まではずっと観客の一人としてピーターパンを見てきました。どのバージョンのピーターパンも素敵な夏の思い出のひとつなので、この作品に関われることが嬉しいです。今回は演出が森新太郎さんとお聞きして、森さんのお芝居に関われることが楽しみです。
ウェンディはネバーランドの住人みんなにとっては、“お母さん”的存在なので、母性を出すことが課題だなと感じています。今回はフライングがあるので、体幹も鍛えなきゃですね。そしてピーターパンとの恋までいくのかな、いかないのかなという、甘酸っぱい2人の関係を咲良さんのピーターパンとどう作っていけるか楽しみです。宮澤さんとは舞台で共演するのは初めてで、松平さん、比企さんとは共演自体が初めてです。皆さんのそれぞれの役を想像するのも今は楽しみですね。
今まで舞台で地方公演に行ったときに、それぞれの土地で、作品の受け入れられ方が違うなと感じていました。子供たちの反応はとても素直で、会場の雰囲気を作ってくれます。いろいろな場所で子供たちの笑い声をたくさん聞けたらいいなと思います。
■比企理恵 コメント
ピーターパンは非常に縁がある作品ですが、まさかまた出演できるなんて思ってもみなかったです。40年目という記念の年に、ダーリング夫人として関わることができること、そして今回は、以前に舞台『奇跡の人』を拝見して「なんてすごい才能の持ち主なんだろう」と思った森新太郎さんの演出を受けられること、森さんから私の名前が挙がったということも聞いて、また新しいピーターパンに出会えることは、二重も三重も嬉しく感じています。そして今回の東京公演は、編曲が変わって、久しぶりの生オーケストラ演奏と聞きました。もう嬉しすぎて、やる気満々です!
上演2年目から6年間、郁恵さんのピーターパンとウエンディとして共演し、その後、2000年から10年間ダーリング夫人を演じてきました。その間、ダーリング夫人と共にジェーンも演じさせていただいた時もあり、ピーターパンに関わった誰よりもフライング経験があるのかな・・・(笑)。何人ものピーターパンと共演することができたこと、出演していない時は、ほぼ毎年、観劇していたので何人もピーターパンを見てきたことが、今回、役に立つといいなと思います。
咲良さん、美山さん、宮澤さんとは、初共演です。松平さんとは舞台で共演させて頂き、マツケンサンバも踊らせて頂いた経験があります (笑)。今回は夫婦として共演できることは楽しみにしています。
どの劇場でも、最後のカーテンコールのピーターパンが飛ぶ時に、お客様の嬉しそうな顔を見ることができるんです。ああ、本当に演じていてよかったなあと思ってきました。今回もいろいろな劇場で届けられることは楽しみですし、これからもいろいろなところで上演してほしい作品です。