ブス会* 鈴木砂羽を主演に迎えた新作公演「エーデルワイス」 東京芸術劇場シアターイーストにて開幕!

2019.03.01

ペヤンヌマキが主宰するブス会*の第7回公演 「エーデルワイス」が2/27(水)に東京芸術劇場シアターイーストにて開幕。
ミューズ募集をうたったオーディションに現れた鈴木砂羽を主演に迎えた本作は、過去と現在を交錯させながら描く「大人の女性の為のおとぎ話」。過去、二度岸田國士戯曲賞最終候補作品にノミネート、さらにテレビ東京「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」の演出、NHK総合ちょいドラ「斬る女」の脚本を手掛けるなど、多方面に活躍の場を広げるペヤンヌマキの書下ろし作品となる。

キャストには、舞台、映画、コミックエッセイの執筆と多彩な分野で活躍中の鈴木砂羽をはじめ、水澤紳吾、大和孔太、高野ゆらこ、土佐和成、後藤剛範、藤井千帆、金子清文といった、彩り豊かな俳優陣が集結。
これまでの1シチュエーションで展開していくブス会*作品とは異なり、時代が移り変わったり、一人の俳優が複数の役を務めたりと、物語はめくるめく展開を見せる。バーレスクパフォーマーViolet Eva(紫ベビードール)振付によるダンスや、ヴァイオリンアーティスト向島ゆり子作曲の歌、さらにイラストレーター、エッセイストとして活躍中の浅生ハルミンイラストの紙人形の登場といった新たな演出にも挑戦。「塔」をモチーフとした抽象的な舞台セットとともにエンターテインメント色の強い仕上がりとなっている。

当日券は毎公演、開演の一時間前から販売。3/10(日)まで上演。

<あらすじ>
主人公はスランプに陥っている漫画家、森アキナ、43歳(鈴木砂羽)。自身の代表作「たたかえ!いばら姫」以降、ヒットを出せずに苦しんでいる。長年の付き合いの担当編集者も呆れ顔。
「たたかえ!いばら姫」は地方から上京した18歳の女性・ミユキが様々な価値観に翻弄されていく物語。自分が何者か見出せないままのミユキは、男たちに「NO」を言えず、流され続けてしまう。ちまたに溢れている「女の幸せ」という呪いをかけていたのだった。30歳の誕生日にどん底に到達したミユキは、やっと「自分だけにできること」を見つけるが・・・。
過去の自分を認め和解するという普遍的なテーマを、ペヤンヌマキ自身の経験を投影し、過去と現在を交錯させながら描く現代を生きる女性の為のおとぎ話。<ペヤンヌマキ 開幕コメント>
鈴木砂羽さんとご一緒することに決めた時、正直最初はビビってました。怖そうだなあ。怒られたりするのかなあ。それもブス会*っぽいなとも思いつつ。ところがどっこい、待っていたのは創作することの喜びに満ちた共同作業でした。
「エーデルワイス」は私ペヤンヌマキと鈴木砂羽さんの人生をエンターテインメントに昇華させることを目指して作りました。そして素敵なキャストとスタッフの皆さんのおかげでとてつもない力を持った作品が今誕生しようとしています。ブス会*版大人のおとぎ話、どうぞご期待ください。
観た人が、自分でかけた呪いから解放され少しでも生きやすくなるようになればと願っています。

 

カメラマンクレジット:宮川舞子