ブス会*「ミューズ募集」オーディションに鈴木砂羽が降臨! 2019年初春、東京芸術劇場 シアターイーストにて新作上演決定!

2018.08.17

2019年春、東京芸術劇場 シアターイーストにて第7回ブス会*『エーデルワイス』の上演が決定。シアターイーストでの公演は2015年の『女のみち2012再演』以来、約4年ぶりとなる。


「ミューズ募集」
とうたった今作品のオーディションに女優・鈴木砂羽が現れ、みごと主演に決定。色香と気高さを纏った彼女とペヤンヌとの掛け合いに期待が高まる。さらに、他キャストも応募総数約400名のオーディションから抜擢された実力派ぞろいの俳優が顔を揃える。映画『SRサイタマノラッパー』シリーズや『愛しのノラ~幸せのめぐり逢い~』で主演を務める水澤紳吾、ドラマ『ブラックリベンジ』『CRISIS』などに出演し注目を集める若手俳優・大和孔太、ブス会*「女のみち」シリーズにも出演してきた高野ゆらこ、ヨーロッパ企画20周年の舞台『サマータイムマシン・ブルース/ワンスモア』出演中の土佐和成、数々の舞台で体格の良さと繊細な演技で目を引く後藤剛範、オーディションで若手女優枠を勝ち取った期待の新星・藤井千帆、そして発見の会、大人計画、毛皮族と一癖も二癖もある舞台に参加し、ブス会*では「男たらし」に出演、近年は「深夜食堂」シリーズでおなじみの金子清文が、ブス会*の新作公演に鮮やかな彩りを加える。

【ペヤンヌマキ コメント】

私が上京したての演劇少女だった頃、「愛の新世界」という映画で初めて女優・鈴木砂羽を見たときの衝撃は今でも忘れられない。夜はボンテージ姿でM男に鞭を打ち、昼は劇団員の男たちとばんばんセックスしまくる。妙に生々しく、そして勇ましい。素っ裸で渋谷の街を駆け抜ける彼女の姿は生命力に満ち溢れていた。女戦士のようだと思った。
あれから約20年。「ブス会*」という仰々しい名前の演劇ユニットを主宰し、「ミューズ募集」という仰々しい告知を出した私の前に、あの鈴木砂羽が現れた。これは運命だ、と思った。
鈴木砂羽さんがブス会*に出るなんて!誰よりも私がワクワクしております。今回たくさんの方々にご応募いただいたオーディションを経て、彩り豊かな顔ぶれが揃いました。このメンバーでどんなお芝居が出来上がるのかお楽しみに。平成最後の春、東京芸術劇場シアターイーストにてお待ちしております。

ペヤンヌマキ


【鈴木砂羽 コメント】

ペヤンヌマキさん、ご活躍はずっと耳にしておりました。昨年、ペヤンヌさんと安藤玉恵さん生誕40周年記念、ブス会*『男女逆転版・痴人の愛』を観に行きました。
儚くも内側に渦巻く女の「ブス心」安藤さん、ペヤンヌさんの色気と女魂に惹かれました。俳優として25年あまり、これまでの人生振り返っても自分もギリギリ崖っぷちに立っていたような気がします。しかし何とかしぶとくしがみついてこられたのは、才能ある皆さまとの出会い、自身の表現することへの渇望があったからに他なりません。
さて…今回も出会ってしまいましたね、運命の女(ひと)に。彼女との出会いは、自分の新しい女性の扉を開く予感がします。ペヤンヌさんと存分にやりあえること、楽しみでしかありません。

鈴木砂羽

ブス会*とは

2010年、ぺヤンヌマキが、舞台作品を上演する為に立ち上げたユニット。ぺヤンヌマキとその友人たちが、女だけで集って愚痴や自慢をぶちまけまくる飲み会を「ブス会」と呼んでいたことに端を発する。劇団員を持たず、ぺヤンヌマキが毎回好きなメンバーを集めて作品を上演。女の実態をじわじわと炙り出す作風で、回を追うごとに話題を呼ぶ。立ち上げ当初は、出演者は全員女で女同士の関係における醜くも可笑しい“ブス”な実態を群像劇として描くのが特徴だったが、近年は男も登場させ、様々なアプローチで“女”を描いている。

〈過去公演〉

・第1回ブス会*『女の罪』 2010年7月29日~8月10日 リトルモア地下
・第2回ブス会*『淑女』 2011年4月17日~5月3日 リトルモア地下
・第3回ブス会*『女のみち2012』 2012年10月11日~14日 下北沢ザ・スズナリ
・第4回ブス会*『男たらし』 2014年1月29日~2月4日 下北沢ザ・スズナリ
・第5回ブス会*『女のみち2012 再演』 2015年5月22日~31日東京芸術劇場シアターイースト
・第6回ブス会*『お母さんが一緒』2015年11月19日~30日 下北沢ザ・スズナリ
・ペヤンヌマキ×安藤玉恵生誕40周年記念ブス会*『男女逆転版・痴人の愛』 2017年12月8日~19日 こまばアゴラ劇場
・リーディング『男女逆転版・痴人の愛』
2017年7月 ギャラリースペースしあん(東京都・台東区)
2018年1月 久留米シティプラザ・和室「長盛」(福岡県)
2018年7月 富山能楽堂・茶室(富山県)、大船渡リアスホール・和室(岩手県)

 

ぺヤンヌマキ プロフィール

1976年生まれ、長崎県出身。ブス会*主宰/脚本・演出家
早稲田大学在学中、劇団「ポツドール」の旗揚げに参加。
2004年よりフリーのAV監督(ペヤングマキ名義)として活動する傍ら、劇団ポツドール番外公演‘女’シリーズとして、2006年に「女のみち」、2007年に「女の果て」を上演。(脚本・演出)
2010年、演劇ユニット「ブス会*」を旗揚げ。以降全ての作品の脚本・演出を担当。
第4回ブス会*『男たらし』、第6回ブス会*『お母さんが一緒』が二年連続で岸田國士戯曲賞最終候補作品にノミネートされる。
近年はフリーの映像ディレクター・脚本家としてテレビドラマなども手がける。
BSジャパン「メンズ温泉」(演出)、テレビ東京「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」(演出)
NHK総合「祝女シーズン3」(脚本)、フジテレビ「リテイク 時をかける想い」(脚本)
テレビ東京「恋のツキ」(脚本)、NHKラジオ 劇ラヂ!ライブ「ふたり暮らし」(脚本・演出)
著書に、半自伝的エッセイ『たたかえ!ブス魂~コンプレックスとかエロとか三十路とか』(KKベストセラーズ)、『女の数だけ武器がある。たたかえ!ブス魂』(幻冬舎文庫)がある。