ヨーロッパ企画が贈る新作舞台『ギョエー!旧校舎の77不思議』が各地で上演!

京都を拠点に舞台以外に映画やTV・ラジオなど、個々でもマルチな活躍を見せている劇団『ヨーロッパ企画』。そんな彼らの新作舞台『ギョエー!旧校舎の77不思議』福岡公演がいよいよ今週末!8/31(土)・9/1(日)の2日間、福岡・西鉄ホールにて上演される。8/9から京都にて開幕した本公演は、今週末の福岡公演以降もまだまだ続く!9/4(水)に名古屋、9/11(水)からの大阪と続いて高知・愛媛・横浜を周り、10/5(土)札幌公演で千秋楽を迎える。
6月某日、キャンペーンで福岡を訪れたヨーロッパ企画のメンバー、上田誠、石田剛太、永野宗典の3人。その中で脚本・演出の上田は本作に関して「前回は劇団の旗揚げから20周年記念公演として、劇団初期の代表作『サマータイムマシン・ブルース』の再演と、その15年後の物語となる新作『サマータイムマシン・ワンスモア』を集大成的な感じで上演出来たんですが、21年目は何か新機軸的なことをやらないといけないなと思っていました。その中で、今回はホラーやオカルトといった、今まで扱うことがなかったちょっとネガティブな題材を僕らがやってきたコメディと掛け算することで、おもしろくて新しいものが出来たらいいなと思っています。77個不思議をやりましょう!という機運が劇団の中にもありますので、これもスタッフ・キャスト全員の挑戦となりますね」と語っていたが、そんな新しいチャレンジの中でメンバーは主に先生役を演じるという。
そんな話を受けて「77個もの不思議を実際に舞台上で起こす・・・という話を聞いて『ギョエー!』と思いました。これ、1ギョエーですね(笑)」と冗談交じりに話しはじめた石田だが、最近、専門学校でワークショップをやる機会があった際に先生ってこんな感じかなと試している自分がいたそうで、30分の予定が1時間も指導していたという。その体験から「生徒たちに教えていて、僕って教育熱心なところがあるんだな~と思いました(笑)。あと、『は~い、じゃあ5分後に発表してもらいますよー!』とか、先生っぽいしゃべり方で言っているのが気持ちよかったりしましたねぇ。だから、『こういう先生いたらいいな~』とお客さんに思ってもらえるような芝居をしたいですね(笑)」と意気込みを語っていた。

写真左から、永野宗典・上田誠・石田剛太

一方、永野は「今回の稽古中のエチュードで、先生を演じている石田君を見ていたら、先生役が板についてきたな!先生役をものにしたなと思いましたね。彼は自分の熱心なところに気付いたと言っていましたが、僕の場合・・・エチュードで先生を演じた時に保身的だなと思いました(笑)。積極的に生徒のことを考えるというよりかは、事を荒立てたくないとか思っていて、教師というフィルターを通して『そういう人間なのか・・・』と、自分の人間性にも気付かされるようなことがあって、落ち込だりもしてました(笑)。稽古は“怪”側のキャスティングでも行われたんですが、僕は“怪”側の方がしっくりくるなと思ったんです。その中で初めて『この役好きだ!』と思ったものもありましたねぇ」と語っていたが、はたして本番はどの役を演じているのか期待が膨らむ。
今回の舞台、舞台上で“77”個の不思議が起きていくとのことだが、それに関しては舞台上に限らないかもしれない。取材中に「お客さんにも恐怖を感じさせる演出も出来たらいいなと考えている」と上田が語っていたが、こちらも何か仕掛けが待ち受けているかも?ホラーとは言っても、コメディ×ホラー。『青春学園ホラーコメディ』ということなので、いつものヨーロッパ企画が放つシチュエーションコメディとは少し違った感覚を楽しめることにも期待大だ。

チケットは完売の地区も多数あるが、地区によっては発売中の日もあるので、気になる方や買いそびれていた方はぜひこの機会に!詳細は下記「チケット情報はこちら」よりご確認ください。